台湾地震支援へ募金活動 長崎の高校生1万人署名実行委ら

2024/04/08 [10:50] 公開

市民からの募金を受け取る高校生(右)=長崎市、鉄橋

 3日に台湾東部沖で発生した地震の被災者を支援しようと、高校生平和大使と高校生1万人署名活動実行委は7日、長崎市中心部の鉄橋で募金活動に取り組んだ。
 高校生10人が参加。行き交う人々に「国が違っても支え合うことが平和への一歩」「台湾が日常を取り戻すために皆さんの力が必要」などと語りかけ、チラシを配布して協力を呼びかけた。
 同実行委で活水高3年の田中沙和さん(17)は「日本と親しく、災害があるといつも支援してくれる台湾の人の力になりたい。一日も早い復興を願っている」と語った。
 募金した西彼長与町の森山久美さん(50)は「台湾の状況を心配している。高校生の頑張りを見て、(現地で)役立ててほしい」と話した。
 この日は16万1239円が寄せられた。募金活動は今月中にもう1回実施する予定。集まった募金は日本赤十字社県支部を通じて被災地に届ける。