マックがレジ袋有料化 長崎県内で全国に先駆け 一律1枚5円

2024/04/04 [12:00] 公開

有料化されたレジ袋に入った商品を手渡す店員=長崎市、マクドナルド499浪の平店

 日本マクドナルドは3日、全国に先駆け、長崎県内23店舗でプラスチック製レジ袋を有料化した。料金はサイズに関わらず1枚5円。利用者の意見を踏まえ、店舗での運用を検証した上で、全国導入を検討する。
 佐世保基地店を除く県内全店舗で有料化した。日本マクドナルドは店舗・オフィスの温室効果ガス排出量を2018年に比べ、30年までに50.4%削減する中間目標を掲げる。ストローやスプーンなどを紙・木製に変えており、レジ袋の有料化でプラスチック削減をさらに進める。
 長崎市浪の平町の「499浪の平店」を訪れた長崎市宮摺町の田畑愛梨さん(26)は「良い取り組みだと思う。今後はエコバッグなどで代用したい」と話した。
 県内23店舗をフランチャイズ経営するエス・ケイ・フーズの中村伸一郎社長は「お客さまに環境問題を考えてもらうためにもレジ袋有料化への理解を求めていきたい」と語った。
 日本マクドナルドは長崎県でレジ袋有料化を先行した理由は公表しないとしている。