西九州道4車線化を国交省許可 佐賀・武雄南-長崎・波佐見有田4.6キロ

2024/03/28 [11:30] 公開

 国土交通省は27日、暫定的に2車線で運用している高速道路のうち、西九州自動車道の武雄南IC(インターチェンジ)-波佐見有田ICの4車線化事業を許可したと発表した。2024年度から本格的に着手し、渋滞や事故の抑制を図る。
 同区間は佐賀、長崎両県をまたぐ延長9.5キロ。このうち対面通行の2カ所計4.6キロに約350億円を投じ、片側2車線として整備する。
 大石賢吾知事は「救急医療活動の支援、物流の効率化、災害に強いネットワークの構築など、さまざまな効果が得られると期待している」とコメント。東彼波佐見町の前川芳徳町長は「自動車道の充実は大変ありがたい。交流人口の拡大にもつながる」と歓迎した。
 同日、4車線化が決まったのは、本県の同区間を含め12道県11区間の計約57キロで、事業費は総額約3560億円。