第27代高校生平和大使を募集　長崎県選考会は4月21日

　広島、長崎両市の市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は22日、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れ、核兵器廃絶を求める署名を提出する第27代高校生平和大使約30人を募集すると発表した。17都道府県で選考会を開き、本県は4月21日、長崎市内で実施する。
　平和大使は1998年、インドとパキスタンの核実験に危機感を抱いた長崎の市民有志が派遣を開始。2001年から高校生1万人署名活動実行委が集めた署名を同本部に提出。昨年までの累計は約262万筆に上り、18年から毎年、ノーベル平和賞の候補に推薦されている。
　応募書類や小論文、面接を通じて選考する。申し込みは氏名、住所、学校名と学年、電話番号を書き、〒850-0057、長崎市大黒町4の16、平和活動支援センター気付「高校生平和大使募集係」へ。本県選考会の締め切りは4月12日必着。
　派遣委の平野伸人共同代表（77）は「責任感を持って派遣後、各地でしっかり活動できる人を求める」と話している。今年の派遣日程は8月17～24日。