能登半島地震 長崎から被災地にネックウオーマーを 川棚の女性グループ 毛糸と編み手を募る 31日まで

2024/01/09 [11:15] 公開

被災地に送るネックウオーマー製作のため、毛糸の提供を呼びかける「みんなでワハハ」のメンバー=川棚町百津郷、みんなでワハハ

 能登半島地震で被災した人に、寒さをしのいでもらおうと、長崎県東彼川棚町の女性グループ「みんなでワハハ」(藤田直子代表)は手編みのネックウオーマーを送る。家庭に眠る毛糸の提供と編み手を募っている。31日まで。
 グループは2016年の熊本地震以来、大規模な自然災害が起きるたびに、タオルを集めて現地ボランティアに送ってきた。
 この時期、グループが運営する高齢者サロンでは、利用者らがおしゃべりしながら編み物を楽しんでいる。「避難所の床が冷たい」などの報道に触れ、普段の活動の中で、被災地にぬくもりや心を寄せている思いを届けようと動き出した。
 お年寄り向けから子ども用まで100個を目標に製作。毛糸は町内のコンビニなど10カ所で受け付ける。同町内の手芸サークルも呼びかけに賛同し編み始めた。
 28日午後1時からは中組郷の町中央公民館で、子どもたちを対象に、ネックウオーマーを彩る毛糸の花ブローチを作る集まりも開く。藤田さんは「一番寒い時期に起きた災害。なるべく早く届けたい」と協力を呼びかけている。
 問い合わせは藤田さん(電090.8394.6424)。