長崎県諫早市土師野尾町の酒造会社「杵の川」は10月1日、直売店「杵の川蔵元ファクトリーよかよか」を敷地内にオープンさせる。地元原料にこだわった日本酒を楽しめるバーエリアを併設。9日までオープニングフェアを実施する。
西九州新幹線開業1周年を機に、観光酒蔵としての新たなニーズを掘り起こそうと企画。酒の瓶詰めや商品倉庫として使用していた建物を現代風に改装し、敷地内にあった蔵元ギャラリー（直売店）と本社事務所を移転リニューアルした。
巨大な瓶洗浄機械をインテリアにしたバーエリアで季節限定の日本酒や蔵元お薦めのつまみを提供。3種類の飲み比べセットなどを千円前後で販売する。「杵の川」「黎明（れいめい）」など日本酒を中心に約40種類の酒類を取りそろえた直売店では、無料試飲のほか、甘酒やジェラートなどの商品も購入できる。
瀬頭信介社長は「県央地区や島原半島を一つにつなげる観光情報発信基地として、アルコールに興味がない人にも来てもらえるような場所にしていきたい」と話している。
営業時間は午前10時～午後6時。年末年始を除き無休。1日午前10時から鏡開きがあり、振る舞い酒のほか、先着順で紅白まんじゅうが配られる。9日までの期間中、5千円以上の買い物をした人に限定酒を贈る。
