儒学の始祖の生誕祝う 長崎孔子廟「孔子祭」 9月17日に変面ショーなど

2023/09/17 [10:20] 公開

「孔子祭」で祝詞を捧げる張総領事(手前中央)ら=長崎市、孔子廟

 儒学の始祖、孔子の生誕を祝う「孔子祭」が16日、長崎市大浦町の長崎孔子廟(びょう)で始まり、張大興駐長崎中国総領事らが古式にのっとった儀式「釈奠(せきてん)」に臨んだ。イベントは17日まで。
 旧暦の8月28日に生まれた孔子の誕生日を祝うもので、生誕から2574周年。祭壇には、いけにえの牛、豚、ヤギを並べ、伝統衣装に身を包んだ「正献官」役の張総領事と「献官」役4人が線香や酒などを供え、お金に見立てた紙銭を燃やし孔子に献上した。
 張総領事は「長崎孔子廟の建立から130年、中日平和友好条約締結から45周年でもあり、特別な意味が含まれている。末永い友好と平和関係を祈ります」と話した。
 祭事の後は龍踊(じゃおどり)や二胡(にこ)演奏、変面ショーもあった。17日は午後1時から変面ショー、同3時半まで馬頭琴の演奏やチャイナ服ファッションショーなどがある。