土俵から「相撲と雲仙」魅力伝える ふるさと大使・行司の木村光之助さん

2023/08/19 [11:00] 公開

相撲字で力士名を書いた色紙を金澤市長に手渡した木村光之助さん(左)=雲仙市役所

 雲仙市吾妻町出身で日本相撲協会の十両格行司、木村光之助(本名・川原誠)さん(47)=高田川部屋=が15日、市役所を訪れ、金澤秀三郎市長に「相撲の楽しさと同市の素晴らしさを伝えたい」と述べた。
 光之助さんは市立吾妻中を卒業し上京。力士のまげを結う床山として角界の門をたたいた。半年ほどで行司に転身し、32年になる。
 2009年に「雲仙ふるさと大使」に任命された後は、行司を務める際、同市の市章をあしらった装束や、「雲仙」の文字を入れた夏用の着物を身に着けて市をアピールしている。
 4年ぶりに帰省した。現在の大相撲について「力が拮抗(きっこう)した混戦状態。平戸海関をはじめ本県出身力士も頑張っていて非常に面白い。多くの人に見てもらいたい」と語った。隙間が狭く太い書体「相撲字」で力士名を書いた色紙を贈られた金澤市長は「市をPRしてもらいありがたい。体に気を付けてますますの活躍を」と感謝の言葉を述べた。