道の駅「ひまわり」プレオープン 旧「みずなし本陣ふかえ」が観光拠点へ 長崎・南島原

2023/04/21 [12:00] 公開

プレオープンする道の駅「ひまわり」=南島原市深江町

 雲仙・普賢岳噴火災害の学習施設などを備えた複合施設として長年親しまれ、2021年11月に営業を終了した長崎県南島原市深江町の道の駅「みずなし本陣ふかえ」が、飲食店などを経営するエバーグリーン(佐世保市)に事業譲渡された。道の駅「ひまわり」に改称し、21日プレオープンする。新鮮野菜や果物など地場産品をそろえ観光客の憩いの場とする。大型連休を控え、観光客の呼び水となりそうだ。
 みずなし本陣ふかえは1999年4月に開業し、市や民間会社が出資する第3セクターが運営(清算手続き中)。修学旅行や団体・個人客、インバウンド観光客と幅広く利用されたが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響で来場客数が減少。累積赤字が続き、営業を終了した。
 プレオープンの21~23日は地場産物品のほか、平戸瀬戸市場直送の海産物やサザエ飯、佐世保バーガーも販売。人気のキッチンカー・スイーツも登場予定。
 市商工観光課は「地域に愛される観光拠点になるよう市も全力でサポートしたい」としている。
 営業時間は午前10時~午後6時。問い合わせは道の駅「ひまわり」(電0957.61.0771)。