博多-長崎のうち、武雄温泉-長崎(約66キロ)をフル規格で整備中。博多-武雄温泉(約82キロ)は在来線の特急を利用し、武雄温泉で乗り換える「リレー方式」で2022年度に暫定開業する。国土交通省の試算によると、所要時間は最速1時間20分(博多-武雄温泉54分、乗り換え3分、武雄温泉-長崎23分)。特急と比べ28分短縮される。
当初はフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入し、新鳥栖-武雄温泉は在来線を活用する計画だったが、開発難航などを理由に断念した。与党検討委員会は昨年8月、新鳥栖-武雄温泉について「フル規格での整備が適当」とする基本方針をまとめたが、佐賀県の山口祥義知事は財政負担や在来線の経営分離などを懸念して反対している。
九州新幹線長崎ルートとは
2020/04/19 [14:54] 公開