■「総合力で県政運営」 中村氏が出馬表明 前副知事の中村法道氏(59)は24日、長崎市内で会見し、来年2月の知事選に立候補することを正式に表明した。「これからの荒海を乗り切るには長年の行政経験と地域の事情に対する明るさが必要。即戦力として役に立ちたい」と決意を述べた。 中村氏は自民党に近い経済界のトップらでつくる「新知事をつくる県民の会」準備会や同党県連などの要請を受けて出馬を決意。政党への推薦願は出さず無所属で立候補するという。 具体的な政策では「アジア・国際戦略本部」の設置や地域の声を県政に反映させるための「長崎県・市町連携推進会議(仮称)」の創設などを挙げた。 九州新幹線長崎ルート整備と石木ダム建設については推進の立場を表明。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査は反対とした。県庁舎整備問題では現在、県が進めている基本構想の策定などの取りまとめを受けた上で「幅広く県民の意見を聞き、最終的に判断したい」と明言を避けた。 金子原二郎知事の後継ではないかとの質問には「もともと行政は継続性が非常に強く求められる。各候補の主張にもあまり差を感じない。後継との指摘は当たらない」と否定。当選した場合に金子県政とどう違いを出すのかについては「トップダウンで政策を進めることもあるだろうが、より職員の総合力を生かした県政運営を進めたい」と述べた。 中村氏は南島原市有家町出身。長崎大経済学部を卒業後、1973年に入庁。対馬支庁長や農林部長、総務部長などを経て今年4月から副知事を務めていた。 知事選への立候補表明は6人目。これまでに前ルーマニア大使の東良信氏(61)、前共産党県委員会委員長の深町孝郎氏(67)=共産党推薦=、前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主党推薦=、元参院議員の大仁田厚氏(52)、県議の押渕礼子氏(71)が表明している。
2009年12月25日長崎新聞掲載
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