市の鳥に「ハト」選定 審査会 「ペンギンも準ずる」

2019/03/20 [00:00] 公開

 有識者でつくる「長崎市の鳥選定審査会」(姫野順一会長)は18日夜の会合で市の鳥を「ハト」に選び、「ペンギン」についても、準ずる扱いとするのが望ましいとした。長崎市は審査会の議論内容などを考慮した上で決定し、4月1日の市制施行130周年記念式典で発表する。
 審査会は学識者や公募の市民など7人で構成。市民の投票結果上位6案(ハト、ペンギン、メジロ、イソヒヨドリ、ツル、カモメ)を「市民の愛着」「市の象徴性」「今後のPR」の3点について評価した。
 投票総数が最も多かったハトは平和の象徴であり、身近に見ることができることも評価された。ペンギンは投票数でハトに次ぎ、愛着面でも強い支持があるなど、総合評価で拮抗(きっこう)した。
 市総務課は「愛される鳥を慎重に決める必要がある」とした。市は2019年度、同審査会を開き、シンボルマークの選定方法や今後の活用策を話し合う。20年1月に決定し公表する予定。