長崎高校野球のニュースや試合結果をお届けします。

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試合結果

甲子園交流試合

▼甲子園

創成館 4-0 平田(島根)
【戦評】
投手陣を中心とした高い守備力を発揮した創成館が快勝した。 創成館は3投手で完封リレー。先発白水は低めのスライダー、2番手坂口と3番手前田は打者の手元で伸びる力強い速球を生かし、散発3安打、二回以外は二塁を踏ませない抜群の安定感だった。無失策で支えたバックの存在も大きかった。打線は七、八回に計6安打を集めて3点を追加。疲れの見える平田の右腕古川の甘い球を逃さなかった。 平田は古川がチェンジアップを有効に使って力投。テンポ良く試合を進めたが、終盤に力尽きた。

8月2日の試合(決勝)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

大崎 6-1 鹿町工
【戦評】
大崎が攻守両面で勝負強さを発揮した。 大崎は得点した一、三、六、七回のいずれも犠打で着実に好機を広げ、中軸が適時打で応えた。守っては序盤に2度の満塁のピンチを招いたが、先発坂本がカットボールなどで丁寧にコースを突いて無失点で切り抜けた。七回以降は2番手のエース田中が被安打1の好投。九回に2失策と暴投で1点を失った後も、落ち着いて後続を断った。 鹿町工は六回までに大崎と同じ7安打を放ち、守備も無失策で試合を進めたが、要所の攻防で大崎に軍配が上がった。

8月1日の試合(準決勝)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

大崎 2-0 長崎南山
【戦評】
崩れずに試合を進めた大崎が逃げ切った。大崎は初回、坂口の犠飛で先制。その後はなかなか好機を生かせなかったが、エース田中が低めに集めて反撃を許さなかった。二回以降は三塁を踏ませず、五回1死二塁では投ゴロで飛び出した走者を補殺、一塁転送で併殺にする好プレーもあった。九回は適時二塁打とバットでも活躍した。長崎南山は二回途中から救援した右腕江口が好投。左打者の内角を突いて4回無失点と流れをつくったが、打線が援護できなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

波佐見 3-4 鹿町工
【戦評】
鹿町工が相手の隙を突いて逆転勝ちした。鹿町工は5安打で4得点を挙げた。1-3の七回に暴投で1点差に迫り、なおも1死二、三塁から山下がスクイズ。三走西村に続いて二走新立も好判断で生還し、決勝点を奪った。投手陣は被安打12ながらも長打を許さずに粘投。失策絡みで3失点した五回を除き、堅実にアウトを重ねた。波佐見は4試合連続2桁安打と強打を発揮したが、残塁12と全体的に決め手を欠いた。守備は与四死球と失策が失点につながった。

7月28日の試合(準々決勝)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 0-1 大崎
9回サヨナラ
【戦評】
大崎がハイレベルな投手戦を制した。エース田中は2安打完封。打っても0-0の九回無死から三塁打を放ち、内海の適時打でサヨナラのホームを踏んだ。田中を支えたバックも無失策とほぼ完璧だった。出塁した走者がひときわ大きなリードを取って相手に重圧をかけ続けるなど、攻撃面の精度も高かった。 長崎商は四、八回の好機を逃すなど、好投した一ノ瀬を援護できなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

鹿町工 7-3 壱岐
【戦評】
鹿町工が打ち勝った。五回1死一、二塁から、新立、前田の連打、松本の犠飛などで4点を先行。七回は永田の2点適時打、八回は濱本の二塁打を足掛かりに浦田のスクイズ(記録は内野安打)で突き放した。投げては中村、平道、山下の3人でつなぎ、バックも無失策でもり立てた。 壱岐は五回、赤木利の3点二塁打で追い上げたが、勢いが続かなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

島原 0-3 長崎南山
【戦評】
立ち上がりに主導権を握った長崎南山が逃げ切った。初回に浜村と江口の連打、新開の犠飛で2点を先行すると、二回に辻の犠飛で1点を加えた。以降はやや拙攻だったが、中村と南亮の両右腕が完封リレー。中村は140キロ超の直球で押して5回を被安打2、南亮はスライダーを巧みに使って無安打に抑えた。 島原は先発吉田圭が三回以降無失点と粘ったが、打線が振るわなかった。

▼諫早市第1野球場 第2試合

長崎西 3-4 波佐見
9回サヨナラ
【戦評】
打力で上回った波佐見が土壇場で試合をひっくり返した。2-3の九回に代打松本が内野安打と二盗で好機をつくると、上位の前川、平石、辻村が3連打で応えて逆転サヨナラ。投手陣は計10与四死球と制球に苦しんでリードを許したが、3安打に抑えたことで大量失点をまぬがれた。 長崎西はエース山下堅が粘投を続け、打線が九回に勝ち越したが、最後の守備で踏ん張れなかった。

7月26日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

島原工 0-8 長崎西
7回コールド
【戦評】
長崎西がコールド勝ち。伊藤が初回に適時打、三回に2ランを放って3点をリードすると、五回も原口、山口の適時打など打者一巡の攻撃で5点を奪った。先発山下堅は7回を被安打2で零封。島原工は七回2死満塁と粘ったが、後続を断たれた。

▼諫早市第1野球場 第1試合

鎮西学院 3-6 波佐見
【戦評】
波佐見が小刻みに得点して逃げ切った。初回1死三塁から、3~5番の平石、辻村、長岡の3連打で2点を先行。中盤も好機で適時打や犠飛が相次ぎ、勝負強かった。鎮西学院は中盤に守備が乱れ、打線も六回以外は毎回走者を出したが、つながりを欠いた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

鹿町工 3-2 佐世保工
延長11回
【戦評】
鹿町工が延長で競り勝った。2-2の十一回、敵失と盗塁で2死二塁とし、西村の適時三塁打で勝ち越し。その裏の反撃をしのいで逃げ切った。七回から登板した2番手平道が5回無失点と好投。佐世保工は中盤までリードしたが、守備のミスが響いた。

▼諫早市第1野球場 第2試合

大崎 10-0 西陵
6回コールド
【戦評】
大崎が盤石な試合運びを見せた。二回に打者一巡で4点、四回も藤村の3点三塁打などで4得点。六回に田中の適時打と暴投で勝負を決めた。先発田中は2安打零封。三回を除いて二塁を踏ませなかった。西陵は三回1死二、三塁の好機で一本ほしかった。

7月25日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

五島 0-4 長崎南山
【戦評】
長崎南山が終盤に相手の隙を突いた。七回に2四球と敵失で1死満塁とすると、新開の3点二塁打で先制。入口も適時二塁打で続いた。投げては磯木が完封。直球も変化球も球威があった。五島は好プレーを見せていた守備が乱れ、打線は1安打と沈黙した。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

壱岐 6-1 小浜
【戦評】
壱岐が同点で迎えた九回に集中打を見せた。先頭赤木利の右前打を足掛かりに、この回長短6安打を放って一挙5点を勝ち越した。エース高田は先制点こそ許したが、被安打3、11奪三振で完投。小浜の先発中野も好投したが、終盤につかまった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

九州文化 1-4 島原
【戦評】
島原が攻守両面で安定していた。打線は単打を中心に10安打。宇土が三、五、七回の好機でいずれも適時打と気を吐いた。先発の吉田圭は伸びのある直球にチェンジアップ、スライダー、カーブを織り交ぜて1失点完投。九州文化学園は攻撃の迫力を欠いた。

7月23日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 9-0 瓊浦
7回コールド
【戦評】
長崎商が大勝。二回2死満塁から、横田、大町、相川、冨永、城戸の5連打で7点を奪い、試合の大勢を決めた。投げては冨永から一ノ瀬、城戸とつないで7回を零封。瓊浦は守備でリズムをつくれず、攻撃でも三回の2死満塁を生かせなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

鎮西学院 - 波佐見
(雨天順延、26日開催予定)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

島原工 - 長崎西
(雨天ノーゲーム、26日開催予定)

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

大崎 - 西陵
(雨天順延、26日開催予定)

7月20日の試合

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

九州文化学園 5-4 諫早
【戦評】
九州文化学園が中盤の好機を逃さず、リードを守り切った。0-1の四回に無死一、二塁から羽鶴、蒲地の連打などで3点を奪って逆転。五回は敵失などで2点を加えた。諫早は七回に山本凌の2点適時打で1点差に迫ったが、相手の継投にかわされた。

7月19日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

五島 7-0 平戸・猶興館
7回コールド
【戦評】
攻守がかみ合った五島が快勝した。初回に浦隆の適時打で先制すると、三回に長短5安打を集めて4点を追加。序盤で主導権を握った。投げては背番号6の小田友が一度も三塁を踏ませずに7回を零封。平戸・猶興館は散発4安打と攻めあぐねた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

上五島 5-6 鹿町工
【戦評】
鹿町工が逆転サヨナラ勝ち。1点を追う九回1死一、三塁から、内野ゴロの間に三走西村が生還して同点。なおも四死球で満塁とし、永田の適時打で決着をつけた。上五島の右腕立石は12安打を浴びながらも粘投したが、七回以降は打線が援護できなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

長崎西 2-1 創成館
【戦評】
長崎西が創成館に競り勝った。長崎西は二回1死一塁から、今井の適時二塁打で先制。三回には吉村の三盗が悪送球を誘って加点した。左腕山下堅は1失点完投。バックも無失策でもり立てた。創成館は打線が振るわず、守備のミスも出てリズムに乗れなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

口加 1-8 佐世保工
7回コールド
【戦評】
地力で勝る佐世保工が徐々に点差を広げた。0-1の二回に川間の適時打などで逆転すると、四回に敵失と金子の犠飛で2点を追加。七回に四死球を挟んだ4連打と押し出し四球で試合を決めた。口加は先制後、守備でやや精彩を欠き、流れに乗れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

壱岐 4-1 大村工
【戦評】
壱岐が大村工打線を1点に抑えて接戦を制した。右腕〓(9ad9)田は被安打9ながらも、切れのある直球で要所を締めて完投。守備から試合の流れをつかむと、打線は2-1の七回、村部の2点二塁打で突き放した。大村工は残塁9と好機であと一本が出なかった。

▼諫早市第1野球場 第2試合

大崎 5-3 島原農
【戦評】
大崎が逃げ切った。三、五回に敵失絡みで1点ずつ奪うと、六回は〓(9ad9)垣の適時打などで2点、七回にも内海の犠飛で1点を加えた。先発田中は8回を無四球、12奪三振で無失点。島原農は九回に坂本、小玉の適時打で2点差に迫ったが、届かなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

瓊浦 4-3 長崎工
【戦評】
中盤以降にリズムをつかんだ瓊浦がサヨナラ勝ちした。五回から2番手山口が好救援して、2-3の九回に敵失で同点。延長十一回2死一塁から、小林と出口の長短打で勝負を決めた。長崎工は序盤から優位に立ち、無失策で九回を迎えたが、最後に乱れた。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

九州文化学園 - 諫早
(雨天順延)

7月18日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 12-2 海星
5回コールド
【戦評】
長崎商が一気に突き放した。初回、相手の制球の乱れに乗じて打者13人を送って7点を先行。四回は相川の二塁打を足掛かりに打者一巡で3点、五回は一ノ瀬、堺の連続適時打で2点を奪って試合を決めた。海星は投手陣が乱調。打線もつながりを欠いた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

佐世保北 4-6 波佐見
【戦評】
波佐見が粘る佐世保北を振り切った。0-1の五回、前田の二塁打を糸口に2点を奪って逆転すると、六回に前田、長岡、林田の適時打で4点を加えてリードを広げた。佐世保北は七回、浦の本塁打など長打攻勢で3点を返したが、勢いが続かなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

鎮西学院 3-0 長崎北
【戦評】
鎮西学院の打線が中盤につながった。四回、村松、吉田の適時打で2点を先行。五回にも平野の適時打で1点を加えた。投げては山口涼が完封。バックも失策はあったが、随所で好守を見せた。長崎北は古場、池田の粘投を打線が援護できなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

島原 7-0 長崎南
7回コールド
【戦評】
投打がかみ合った島原が快勝した。投げてはエース左腕吉田圭が7回を1安打、11奪三振で零封。巧みに緩急を使った。打っては四死球や敵失に犠打、盗塁を絡めて好機を広げ、宇土、益田、宮崎の勝負強い適時打などで得点。長崎南は打線が沈黙した。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

長崎鶴洋 0-7 西陵
7回コールド
【戦評】
西陵が相手の隙を逃さなかった。七回に野選や敵失などで満塁とすると、力永の押し出しの後、植木、大浦が2者連続2点打で続き、試合の大勢を決めた。投げては松永、岳下の継投で零封。長崎鶴洋は渡邊が8奪三振と力投したが、七回の拙守が痛かった。

▼諫早市第1野球場 第2試合

長崎日大 3-7 小浜
【戦評】
小浜が長崎日大に打ち勝った。小浜は0-1の四回、山本れの2点二塁打などこの回5安打で4得点。1点差に迫られた七回にも平瀬の適時打などで突き放した。右腕の中野は11安打を浴びながらも3失点で完投。長崎日大は守備でリズムをつくれなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

佐世保高専 2-8 島原工
【戦評】
中盤にリードを広げた島原工が快勝。2-2の四回に3連続四球から2点を勝ち越すと、五回に俣川と宮崎の適時打、濱崎の犠飛などで4点を加えた。坂本、本田創の投手陣は三回を除いて三塁を踏ませなかった。佐世保高専は守備でやや精彩を欠いた。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

長崎南山 14-0 佐世保西
5回コールド
【戦評】
長崎南山が11安打で大勝した。初回、倉富の3点二塁打などで6点を先行すると、三回は足を絡めながら長短打で加点。四回も浜村の2打席連続の長打などで5点を奪った。投げては磯木、中村、江口が無安打リレー。佐世保西は打線が対応できなかった。

7月14日の試合

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

大崎 6-1 川棚
【戦評】
大崎が中盤以降に突き放した。1-0の五回に藤村の適時打で1点を加え、六回に高垣と山口の連打、七回に佐々木の適時打と内海の犠飛で2点ずつ奪った。先発田中はテンポよく8回1失点。バックも無失策だった。川棚は六回以外、二塁を踏めなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

創成館 7-2 佐世保商
【戦評】
18人を起用して層の厚さを見せた創成館が逆転勝ち。初回に2点を先行されたが、すぐに追いつくと、六回に猿渡の二塁打を足掛かりに打者一巡で一挙5点を勝ち越した。投げては2、3番手の杉山、白水が好投。佐世保商は二回以降、1安打に抑えられた。

7月13日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

五島海陽 2-6 海星
【戦評】
海星が終盤に地力を発揮。二回に2点を献上したが、七回に田原、山崎、森部の適時打で逆転し、九回に突き放した。山崎は投げても7回1/3を無失点と好救援。遊撃浦田らの守備も堅かった。五島海陽は押し出しなどで先制したが、散発4安打に抑えられた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

壱岐商 0-8 鹿町工
7回コールド
【戦評】
投打で上回った鹿町工がコールド勝ちした。初回に前田の適時打などで2点を先行すると、その後も好機で加点。五回に4安打を浴びせて試合の大勢を決めた。先発中村は5回を10奪三振無失点と好投。壱岐商は初回の2死満塁の好機を生かせなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

諫早 10-3 国見
8回コールド
【戦評】
諫早が中盤から投打がかみ合った。1-3の四回、山本大、増山、山本凌の連続適時打など打者一巡の攻撃で5得点。七、八回にも加点した。四回から登板した田賀農が5回無失点。国見は三回に上位打線が機能していったん逆転したが、勢いが続かなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

清峰 0-1 五島
【戦評】
五島が投手戦を制した。右腕の出口勝が4安打で完封。スライダーやカーブで緩急を使った。攻撃は七回まで8安打しながら無得点だったが、八回に北川の適時打で決勝点を挙げた。清峰は打線が沈黙。エース浅田は内角直球に威力があり、10三振を奪った。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

平戸・猶興館 9-6 長崎明誠
【戦評】
平戸・猶興館が長崎明誠に粘り勝ちした。3-2の七回に死球や敵失に乗じて打者9人で4点を追加。2点差に迫られた直後の八回には、佐々木の2点三塁打で再びリードを広げた。長崎明誠は相手を上回る12安打を放ったが、勝負どころで詰めを欠いた。

▼諫早市第1野球場 第2試合

大村工 21-0 諫早商・島原翔南
5回コールド
【戦評】
大村工が17安打で大勝した。初回、野田の二塁打を口火に打者9人で5点を先行すると、二回にも作本の左越え3ランなどで5点を追加。その後も攻撃の手を緩めず、計21点を奪った。先発の田前が5回を零封。諫早商・島原翔南は平山の1安打に終わった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎西 7-1 長崎北陽台
【戦評】
長崎西が突き放した。初回に原口の適時打などで3点を先行すると、五回に伊藤の適時打などで2点、九回に山下堅と松尾の適時二塁打で2点と、中押し、ダメ押しをした。投げても左腕山下堅が1失点で完投。長崎北陽台は打線が2安打と振るわなかった。

7月12日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎工 8-7 長総大付
【戦評】
長崎工が逃げ切った。1-0の三回、内山の2打席連続となる犠飛や山口大、原口歩の適時打などで4点を追加。五回に村瀬の適時打などで突き放した。長崎総合科学大付は六回に長打5本を集めて反撃。1点差に迫った九回にあと一本が出なかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

佐世保実 0-2 壱岐
【戦評】
壱岐が守り勝った。エース高田は10奪三振で完封。バックも大きなミスなく支えた。打線は七回に村部の適時打で先制すると、八回は〓(9ad9)田の中前打を足掛かりに好機をつくり、暴投で加点した。佐世保実は六回以降、二塁を踏めなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

大村 4-7 島原農
【戦評】
島原農が集中打で大村を破った。島原農は二回無死満塁から、本田の走者一掃の三塁打、柴崎の適時打などこの回5安打で5点を先行。六回は山口の犠飛、坂本の適時打で突き放した。大村は九回、中村翔の2点三塁打などで3点を返したが、届かなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

西彼杵 0-3 長崎鶴洋
【戦評】
昨秋、部員不足で合同チームを組んだ両校による好ゲーム。長崎鶴洋が渡邊の好投で競り勝った。渡邊は一度しか三塁を踏ませずに完封。打線は五回に岩崎の適時打、八回に古賀の2点三塁打で援護した。西彼杵も鰐口が相手全員から三振を奪う力投だった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

諫早東 0-7 佐世保工
7回コールド
【戦評】
地力で勝る佐世保工が快勝した。二回2死満塁から、川間と小田の連打、金子の2点二塁打で6点を先行すると、六回には澤田が適時打。上位打線で全打点を挙げた。投げては江口、本村のリレーで7回零封。諫早東は七回2死満塁の好機を逃した。

▼諫早市第1野球場 第2試合

島原 4-3 西海学園
9回サヨナラ
【戦評】
島原が逆転サヨナラ勝ち。2-3の九回、坂本の三塁打と池田の四球などで1死二、三塁とすると、出田が右中間を破る2点二塁打を放った。西海学園は中里が8回2失点と粘り、九回に勝ち越したが、逃げ切れなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎北 2-1 長崎東
10回サヨナラ
【戦評】
長崎北がサヨナラ勝ち。九回2死から、大浦、野村の短、長打で追いつくと、十回2死三塁で永山がバント安打を決めた。守っては3人が継投して被安打5、10奪三振で1失点。長崎東は柿本が好投したが、あとワンアウトが取れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

長崎明誠 - 平戸・猶興館
7月13日 第2試合に順延

7月11日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

上対馬 0-10 長崎南山
5回コールド
【戦評】
攻守で力を見せた長崎南山がコールド勝ち。長崎南山は二回、冨〓(fa11)、入口の連打を足掛かりに2点を挙げると、五回までに計12盗塁で毎回加点した。先発の右腕磯木は危なげなく4回無失点。上対馬は二回に原谷が安打を放ったが、後が続かなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

佐世保北 10-3 佐世保南
7回コールド
【戦評】
佐世保北が序盤から得点を重ねて突き放した。佐世保北は初回、江頭の適時打などで3点を先行。その後も土井の2ランなどで四回までに計10点を奪った。佐世保南は9点差の七回に2点を返して粘ったが、及ばなかった。

▼諫早市第1野球場 第1試合

諫早農 0-4 長崎日大
【戦評】
長崎日大が集中打で競り勝った。長崎日大は六回2死から井原、山口、山下、川鍋の4連続長打で4点を奪取。これを大井手と田中玲、太田の右腕3人の好リレーで守った。諫早農は四回1死満塁の先制機を逃すなど、打線がエース中村を援護できなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

対馬 0-12 瓊浦
5回コールド
【戦評】
瓊浦が13安打で大勝した。瓊浦は初回、無死一塁から岩永、酒本、浦瀬の3連打で2点を先行すると、三回には打者13人を送る猛攻で一挙8点を奪った。投げては別所、山口のリレーで2安打零封。対馬は初回に挟殺プレーで併殺を取るなど粘ったが、打線が振るわなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

松浦 4-5 口加
【戦評】
口加が接戦を制した。口加は4-4の八回、無死一、二塁から関の送りバントが送球ミスを誘い、二走平が生還して勝ち越し。最終回は2番手の関がリードを守り切った。松浦は八回に首藤の2点二塁打で同点に追いついたが、あと一本が出なかった。

▼諫早市第1野球場 第2試合

島原中央 0-2 島原工
【戦評】
島原工が逆転サヨナラ勝ち。島原工は0-1の九回1死から森川が二塁打を放つと、4連続四死球で試合をひっくり返した。先発の右腕坂本は低めのボールに切れがあり、被安打2、10奪三振で完投。島原中央はあと一歩のところで継投がうまくいかなかった。

7月10日の試合(雨天順延)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

上対馬 - 長崎南山
(雨天順延)

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

佐世保北 - 佐世保南
(雨天順延)

▼諫早市第1野球場 第1試合

諫早農 - 長崎日大
(雨天順延)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

対馬 - 瓊浦
(雨天順延)

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

松浦 - 口加
(雨天順延)

▼諫早市第1野球場 第2試合

島原中央 - 島原工
(雨天順延)

7月10日の試合

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8月16日の試合

▼甲子園 3回戦 第4試合

海星(長崎) 6-7 八戸学院光星(青森)
【戦評】
【評】海星は互角に打ち合って接戦に持ち込んだが、あと一歩及ばなかった。  海星は初回、大串が死球で出塁。松尾倫が初球で送りバントを決め、中軸の髙谷、坂本の連打で3点を先行した。二~五回は好機を生かせなかったが、3点を追う六回に暴投と大串の2点適時打で追いついた。九回は2死無走者から松尾倫が三塁打を放つも後続を断たれた。守っては遊撃浦田の好守、中堅松尾悠の好返球でピンチをしのいだ。四回から継投した江越も5回1/3を3失点と粘投した。  八戸学院光星は14安打7得点。九回は2安打と四球で1死満塁とし、下山がサヨナラ打を放った。

8月12日の試合

▼甲子園 2回戦 第2試合

海星(長崎) 3-2 聖光学院(福島)
【戦評】
 【評】海星が攻守両面で崩れずに終盤までもつれた試合を制した。  海星は先発のエース柴田が流れをつくった。打者のタイプを見極めながら、内外や高低のコーナーへ丁寧に配球。130キロ前後の直球を、カーブやチェンジアップを効果的に使って球速以上に引き立てた。無四死球で奪三振は2。バックの堅守も大きかった。打線は相手左腕を攻略。外角の変化球は引きつけて中堅や逆方向にはじき、内角の直球も力負けせず引っ張った。  聖光学院は0-0の三回無死から、左翼線に運んだ打者が一塁空過で先制機を逸したのが痛かった。荒牧のソロ2本で1点差に迫ったが、一歩届かなかった。

7月28日の試合(決勝)

▼長崎県営ビッグNスタジアム

鎮西学院 1-10 海星
海星は5年ぶり18度目の甲子園出場
【戦評】
 海星打線が鎮西学院の投手陣を攻略。四回の一挙5得点で試合の主導権を握ると、その後も四球や敵失などで得た好機を逃さずに得点を重ねた。海星は1-0の四回、浦田、太田の連続四球を足掛かりに打者10人の猛攻。走者を置いて、大串、高谷らがコースに逆らわずにはじき返した。先発柴田は丁寧にコーナーを突いて徐々に調子を上げ、与四球1、失点1で完投した。連投となった鎮西学院の先発楠本は制球に苦しみ、甘く入った球を痛打された。バックも4失策を記録するなど、エースを援護できなかった。攻撃面は三回1死二、三塁の好機を生かせなかったのが響いた。

7月27日の試合(準決勝)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 1-4 鎮西学院
【戦評】
少ない好機を得点につなげた鎮西学院が逆転勝ちした。鎮西学院は初回に失策絡みで先制点を許したが、三回に反撃。深川、村松の連打などで1死満塁とすると、佐藤の2点適時打、諏訪原の二塁後方へしぶとく落とす適時打などで一挙4点を奪った。先発楠本はコースを丁寧に突いて、散発4安打で完投。捕手西山の好リードも勝因だった。長崎商は準々決勝まで3試合で32安打の打線が沈黙。先頭打者が計4回出塁したが、後続を断たれた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

長崎日大 1-2 海星
(延長13回タイブレーク)
【戦評】
海星が延長十三回の息詰まる接戦を制した。海星は三回途中から本格派右腕江越が10回2/3をロングリリーフ。登板直後に1点を失ったが、その後は140キロ超の威力ある直球を生かして、何度も要所をしのいだ。バックも延長で2度の併殺を記録するなど粘り強く援護。打線は坂本が決勝打を含む4安打2打点と気を吐いた。長崎日大も藤田の力投など互角に戦ったが、序盤の好機を生かせなかったのが響いた。タイブレーク十三回は犠打失敗が痛かった。

7月25日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 6-0 諫早農
【戦評】
投打がかみ合った長崎商が快勝した。 長崎商は右の桝屋、左の一ノ瀬で無失点リレー。桝屋はシュートや低めの逃げ球を効果的に織り交ぜ、一ノ瀬も抜群の緩急で八、九回を無安打と好投した。打線は初回に2点を先行。六回に相川、藤本、大町の3連打と谷口の犠飛で2点加えた。バント五つも記録して、七回は岸本、八回は石川の適時打で突き放した。 諫早農は先発中村が粘投したが、打線が3安打と沈黙。試合の流れを最後まで変えられなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

鎮西学院 2-0 創成館
【戦評】
両チーム無失策の引き締まった接戦を鎮西学院が制した。 鎮西学院は三回、深川の二塁打と四球、犠打で1死二、三塁とし、山口の中前適時打、佐藤の中犠飛で2点を先行。スライダーを見極め、好機をしっかり得点につなげた。先発楠本は最速142キロの直球にスライダーなどを交え、1四球と制球が安定。三塁を踏ませずに107球で完封した。 創成館は守備で随所に好プレーを見せたが、エンドランや犠打失敗など得意の機動力を生かせなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎総合科学大付 4-7 海星
【戦評】
海星が序盤からの点の取り合いを制した。 海星は初回、高谷の適時打などで3点を先行。2点を失った後の二回は、二塁打の太田が犠打と二ゴロで生還して、すぐに流れを引き戻した。六回は2点差に迫られ、なおも1死満塁と攻められたが、後続を併殺に仕留め、七回の追加点につなげた。攻守ともに勝負どころで粘り続けた。 長崎総合科学大付は相手を上回る12安打。毎回のように得点機をつくったが、走塁の細かなミスなどもあって決め手を欠いた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第4試合

九州文化学園 0-5 長崎日大
【戦評】
長崎日大が中盤以降に九州文化学園の投手陣を攻略した。 長崎日大は0-0の五回1死から堀川の安打、山田の二塁打で二、三塁とし、牧山の内野ゴロが悪送球を誘って2者が生還。六回は松本の適時打、七回は福田のスクイズなどで計3点を加えた。エンドランや積極的な走塁で重圧をかけ続けた。守っては藤田-鈴木で完封リレーした。 九州文化学園はミスが失点につながった。打線も相手右腕2人を打ちあぐね、三回以降は三塁を踏めなかった。

7月23日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

九州文化学園 8-1 対馬
7回コールド
【戦評】
総合力で上回る九州文化学園が快勝した。 九州文化学園は0-1の二回に後藤遼、米倉、栗本、高橋の4連打などで4点を奪って逆転。その後も甘い球を逃さずに得点を重ねた。投手は4人の継投で与四球1。後藤祐、金子、中野は130キロ台の直球に力があり、左横手の松本はタイミングをずらした。 対馬は二回に篠崎の適時打で先制したが、その後は相手打線に押し切られた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

諫早農 5-4 五島
【戦評】
諫早農が土壇場で逆転勝ちした。 諫早農は2-3の七回2死から、四球と奥野、頂の連打で同点にすると、再び3-4とリードされて迎えた最終回も2死から反撃。3連続四球を選び、坂本が左前へ逆転サヨナラ打を放った。高めの直球の見極めが勝利につながった。 五島は序盤から効率よく攻めて、三回途中からは出口勝が好投したが、あと1死が遠かった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

長崎南山 1-2 鎮西学院
【戦評】
鎮西学院が粘り強くリードを守りきった。 鎮西学院は二回2死一塁から、村松と山口の長短連続適時打で2点を先行。三回以降は決め手を欠いたが、楠本と中川の本格派右腕2人が要所を締めた。ともにカットボールなどを効果的に織り交ぜて、バックも無失策で支え続けた。 長崎南山は相手を上回る9安打で1得点。六回に磯、磯木、毎熊の連打で迫ったが、一歩届かなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

五島海陽 0-10 長崎日大
5回コールド
【戦評】
長崎日大が攻守に隙を見せずに大勝した。 長崎日大は中尾-石橋の右腕リレーで5回無安打無得点に抑えた。中尾は力のある直球で押し、4回を1四球とほぼ完璧だった。打線は初回、堀川、山田、牧山の3連打に盗塁やツーランスクイズなども絡めて一挙5得点。その後も着実に加点した。 五島海陽は五回1死から四球と盗塁で好機をつくったが、後続を断たれた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

島原農 0-7 創成館
8回コールド
【戦評】
創成館が攻守で崩れずに大勝した。 創成館は初回に暴投と右近の適時打で2点を先行。五回に野選や右近、松本の長短打で4点を加え、八回に連続四球後の松尾の適時打で試合を決めた。先発冨田は五回まで被安打1の力投、六回1死満塁のピンチは坂口が好救援。3番手鴨打の直球の質も良かった。 島原農は片山の2安打などで好機はつくったが、あと1本が出なかった。

7月22日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 10-0 鹿町工
5回コールド
【戦評】
地力で勝る長崎商がコールド勝ちした。 長崎商は序盤、小刻みに計4点を奪い、五回に藤本、大町の連続2点適時打などで6点を挙げて試合の大勢を決めた。各打者がコンパクトに振り、安打の大半が鋭いゴロやライナーで野手の間を抜いた。投げては右の桝屋、左の一ノ瀬の継投で散発3安打に抑えた。 鹿町工は守備でリズムに乗れず、攻撃も二~四回の得点機に後続が断たれた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

長崎総合科学大付 5-3 長崎東
【戦評】
長崎総合科学大付が小刻みに得点を重ねて逃げ切った。 長総大付は5安打で5得点と効率よく攻めた。初回に敵失で先制し、二回には内野ゴロの間に1点追加。その後も2犠飛と吉村の適時二塁打で着実に加点した。先発徳留は3失点完投。直球とスライダーのコンビネーションで要所を締めた。 長崎東は九回に4安打を集めて2点を返したが、及ばなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

海星 12-6 佐世保実
【戦評】
海星が鮮やかな集中打で逆転勝ちした。 海星は四~六回だけで14安打12得点。劣勢を強打ではねのけた。村上が3イニングで単打、三塁打、ランニング本塁打を放って6打点を記録。各選手の質の高い走塁も大量点につながった。投手陣は被安打9、与四死球9と精彩を欠いたが、打線に助けられた。 佐世保実は三回に先制、四回に逆転後、ともに守りで踏ん張り切れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

島原農 - 創成館
日程変更で23日に順延

7月21日の試合(悪天候のため順延)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 - 鹿町工
悪天候のため順延

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

長崎総合科学大付 - 長崎東
悪天候のため順延

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

海星 - 佐世保実
悪天候のため順延

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

島原農 - 創成館
悪天候のため順延

7月20日の試合(悪天候のため順延)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 - 鹿町工
悪天候のため順延

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

長崎総合科学大付 - 長崎東
悪天候のため順延

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

海星 - 佐世保実
悪天候のため順延

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

島原農 - 創成館
悪天候のため順延

7月18日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

諫早農 3-0 瓊浦
【戦評】
諫早農が終盤に均衡を破って競り勝った。 諫早農は0-0の七回、2死無走者から相手のミスで得た好機を9番新宮がつなぎ、奥野の適時内野安打と敵失で2点を先制。八回に川原の中前適時打で1点を加えた。先発中村は伸びのある直球が最後まで140キロ近くを記録。与四死球2と制球も良かった。 瓊浦はたびたび得点機をつくったが、あと一本が出ず、要所で守備がほころんだ。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

西海学園 5-9 対馬
【戦評】
対馬が終盤に集中打を放って逆転勝ちした。 対馬は4-4の七回、暴投と平間の適時打で2点を勝ち越し。八回には西山の安打と四球で2死一、二塁とし、江口、古瀬の連続適時打でリードを広げた。四回から救援した右腕篠崎は直球を低めに集めて打たせて取り、八回まで無安打無得点に抑えた。 西海学園は二回に先制したが、六回に失策が重なってリズムを崩した。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

五島海陽 9-3 壱岐
【戦評】
五島海陽が序盤のシーソーゲームを集中打で一気に抜け出した。 五島海陽は3-3の五回、先頭松島の二塁打を足掛かりに、四球や犠打飛を絡めながら6安打して一挙6点を勝ち越し。低めに手を出さずに好球必打した。エース谷川大は四回以降を3安打無失点で完投。バックも無失策でもり立てた。 壱岐は三回まで適時打3本で得点を重ねたが、その後はつながりを欠いた。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

諫早 2-4 鎮西学院
【戦評】
鎮西学院が投手を軸に粘り強く守り、接戦を制した。 鎮西学院は初回、西山の適時打で先制。四回には暴投などで2点を加え、六回は中濱の適時二塁打で突き放した。先発中川は力のある直球で押し、六回途中まで2失点の粘投。救援の楠本も要所を締めた。 諫早は2点を追う七回に2死三塁、八回には2死二、三塁の好機を迎えたが、得点できなかった。

7月17日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

清峰 0-3 長崎日大
【戦評】
長崎日大が攻守で苦しみながら競り勝った。 長崎日大はエース藤田が完封。バックも堅実に支えて守備で我慢した。打線は五回に内田の右中間三塁打と内野ゴロで先制。六回は堀川が中前打と盗塁で二塁へ進み、牧山の中前適時打で1点を加えた。六回までは4安打に抑えられたが、少ない好機をものにした。 清峰は右腕太田が力投。打線が好機で一本が出ず、主導権を握れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

長崎東 5-4 川棚
【戦評】
長崎東が打力を発揮して逆転勝ちした。 長崎東は1-4の八回、竹村、田中の連続適時打で1点差とし、なお1死満塁で松本が右前に2点適時打を放った。七回までは9安打で1得点と詰めを欠いたが、終盤に打線がつながった。投手陣は4人のリレーで大量失点を防いだ。 川棚は犠打を絡めて初回から着実に得点。九回は1死三塁と同点機をつくったが、好守に阻まれた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

長崎総合科学大付 5-2 佐世保北
延長10回
【戦評】
長崎総合科学大付が延長サヨナラ勝ちした。 長総大付は二回に失策で先制を許した。三回は4連打を浴びてさらに1点を失ったが、先発徳留は後続を3者三振に仕留め、以降は三塁を踏ませずに完投した。徳留は打っても五、七回に打点を記録。十回1死二、三塁から小川陸の右越え3ランで決着をつけた。 佐世保北は11安打で相手エースを攻略したが、一歩及ばなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

小浜 2-4 海星
【戦評】
海星が長打力を生かして競り勝った。 海星は初回、大串のソロで先制。2-2の八回は浦田が勝ち越しのソロを放ち、九回には松尾倫の犠飛で1点を加えた。一回途中から登板した柴田は丁寧にコースを突き、7回無失点の好投。九回は江越が3者連続三振で締めた。 小浜は先発山本京が七回の攻撃中に負傷。八回から山本れが救援したが、抑えきれなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

五島 4-3 島原工
【戦評】
五島が悪い流れを終盤に断って逆転した。 五島は五回まで毎回得点圏に走者を進めながら1点止まり。決め手を欠く中で六回に2点を勝ち越されたが、八回に先頭山田の右中間三塁打を足掛かりに追いついた。九回は敵失などで好機をつくり、小田が決勝の右前適時打を放った。 島原工は11安打で3得点とつながりを欠いた。守備も要所で粘れずに、力投の坂本を助けられなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

長崎北陽台 2-4 島原農
【戦評】
島原農が序盤のリードを守りきった。 島原農は初回、太田の適時打などで2点を先行。三回には林田匠の左越えソロも飛び出し、主導権を握った。八回は2死から平島、柴田の中前打などで満塁とし、暴投で1点を追加。投げては荒木がスライダーを低めに集め、無四球、11奪三振で2失点完投した。 長崎北陽台は八回に森崎と坂上の適時打で2点を返したが、反撃が遅かった。

7月16日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

長崎商 14-1 口加
6回コールド
【戦評】
五、六回に突き放した長崎商が大勝した。長崎商は3-1の五回、先頭石川の左前打から犠打と四球一つを挟んで7連打を浴びせるなど、一挙6点を追加。六回に相手守備の乱れに乗じて5点を加えて大勢を決めた。投げては右の冨永、左の一ノ瀬の2年生2人からエース桝屋へとつなぎ、2安打に抑えた。口加は相手打線を止められず、攻撃も一、三回以外は二塁を踏めなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

島原 0-9 佐世保実
7回コールド
【戦評】
佐世保実が持ち前の打力と機動力を発揮して島原を破った。佐世保実は初回2死二塁から松島、中山、黒田、飯盛の4連打で3点を先行。三、五回にはスクイズを決めるなど犠打や足も絡め、着実にリードを広げた。投手陣は右横手投げの丹羽、技巧派の品川、左腕黒田とタイプの異なる3人のリレーで零封した。島原は初回2死満塁の好機を生かせなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

上五島 1-9 創成館
7回コールド
【戦評】
創成館が序盤に大量リードして快勝した。創成館は一、二回だけで7安打7得点。ともに右近が安打で出塁して1番の役割を果たした。大久保、牛嶋、松本の2死からの勝負強い適時打も効果的だった。投手陣はタイプが違う左右2人ずつが登板。無四球で、得点圏に走者を進めたのは2度と安定していた。上五島は初回に先頭釜田の中前打などで先制機を迎えたが、後続が断たれた。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

九州文化学園 11-0 西彼杵
5回コールド
【戦評】
九州文化学園が集中打で突き放した。九州文化学園は初回に後藤祐の適時打で先制。三回2死満塁から澁谷の適時打と敵失絡みで4点を加え、四回には5安打を集めて6点を奪った。右腕山科は5回を無四球と安定した投球。最速140キロ台の直球にスライダーなどを織り交ぜ、二回の1死三塁のピンチも連続三振で切り抜けた。西彼杵は散発2安打で1点が遠かった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎南山 6-0 佐世保商
【戦評】
投打がかみ合った長崎南山が完封勝ちした。長崎南山は10安打に犠打七つを絡め、手堅く小刻みに得点。伊東と立花は四、六回にそれぞれ連打で好機を演出した。先発の本格派右腕磯木は質のいい直球を軸に8回を2安打無失点。九回は軟投派の左腕神宮が締めた。二、七回を除いて三者凡退に仕留めるなど、守備で崩れなかった。佐世保商は打線が沈黙。守りの時間が長かった。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

鹿町工 4-3 長崎北
延長10回
【戦評】
鹿町工が延長サヨナラで接戦を制した。鹿町工は1-3の六回に小森の2点三塁打で追いついた。延長十回は市瀬の安打と四球で無死一、二塁とし、山下がサヨナラ打を放った。先発山本は丁寧にコースを突き、9回自責点2。十回は中村が三者凡退に抑えた。長崎北は六回に小島の適時打などで2点を勝ち越したが、その後は攻め手を欠いた。

7月15日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

諫早 8-6 長崎鶴洋
【戦評】
中盤以降に突き放した諫早が粘る長崎鶴洋を振り切った。諫早は同点の二回、無死満塁から浅い中飛やスクイズ失敗で得点できなかったが、六、七回に1死三塁から犠飛で堅実に加点。九回は先頭松尾駿と中村の連打、吉田の2点二塁打などで3点を加えた。長崎鶴洋は長打4本を含め、相手を上回る12安打を記録。四、五回の走塁ミスが惜しまれた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

大崎 3-12 鎮西学院
7回コールド
【戦評】
鎮西学院が13安打12得点で大勝した。鎮西学院は二回までに計6安打を集めて5点を先行。四回には楠本、深川の連続2点適時打などで5点を加え、六回には古川がソロ本塁打を放った。右腕楠本はカットボールを効果的に使い、7回8奪三振、自責点2と好投した。大崎は六回、山口の適時二塁打で2点を返すなど意地を見せたが、相手打線の勢いを止められなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

瓊浦 4-0 平戸・猶興館
【戦評】
瓊浦が手堅く得点を重ねて押し切った。瓊浦は六回の石橋のスクイズをはじめ6犠打を記録。右打者の吉川、近藤の逆方向へのエンドランも鮮やかに決まり、それぞれ得点につながった。投げては川中が球威のある直球を武器に8回無失点。九回は小刻みな継投で締めた。平戸・猶興館は二塁浦邉の好捕など粘り強く守ったが、打線が無死の好機を計5度、生かせなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

松浦 1-9 諫早農
7回コールド
【戦評】
攻守がかみ合った諫早農が快勝した。諫早農は初回に相手の暴投で先制し、二回にはスクイズを決めて1点を追加。五回は2死満塁から坂本が走者一掃の適時二塁打を放つなど、5点を加えて突き放した。先発の左腕中村は5回無失点。直球にスライダーなどを織り交ぜ、9三振を奪った。松浦は残塁9と好機を生かせず、六回に1点を返すにとどまった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎東 9-0 佐世保工
【戦評】
攻守とも安定していた長崎東が突き放した。長崎東は2巡目から打線がつながった。四回に千北の安打を足掛かりに、2死から田中、三石が勝負強く連続適時打を放って3点を先行。六回は無死一、二塁から田中の三塁線への絶妙なバントが奏功して2点を加えた。先発左腕の入江は緩急を使って7回無失点。バックの守りも堅かった。佐世保工は初回の先制機を逃すなど打ちあぐねた。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

西海学園 6-3 大村
【戦評】
西海学園が小刻みに得点を重ねて逃げ切った。西海学園は下位まで粘り強く打線をつないで好機を広げた。二、三回は犠飛でそれぞれ1得点。五回は円城寺、八回には豊藤の適時打で1点ずつ加えた。右腕竹内は10安打を浴びながらも要所を締め、3失点で完投した。大村は3人で継投したが、計9四球と守備からリズムに乗れなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第4試合

川棚 4-3 長崎工
【戦評】
序盤にリードした川棚が粘り強く守った。川棚は初回、豊村の内野安打と福島の右前打などで2死満塁とすると、福田の走者一掃の二塁打で3点を先行。二回に犠打を挟んだ井手と下村の長短打で1点を加えた。先発山下はやや制球に苦しみながらも要所でコーナーを丁寧に突き、9回4安打で投げ抜いた。長崎工は小刻みに得点を重ねたが、いずれも後続のあと1本が出なかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第4試合

海星 13-5 波佐見
【戦評】
海星が終盤に大量点を奪って打ち勝った。海星は1-2の二回に松尾倫の2点適時打などで逆転。四回に4-5とされたが、七回に打者一巡の猛攻で5点を挙げた。八回には高谷の適時打、九回には江越、松尾悠の連続適時打で突き放した。波佐見は三回に平石、四回には赤木と大岩がそれぞれソロを放って逆転したが、投手陣が計15四死球と安定しなかった。

7月14日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

島原農 8-1 上対馬
7回コールド
【戦評】
地力で勝る島原農が中盤に突き放した。 島原農は序盤こそ、犠打失敗が相次いで拙攻だったが、三回までに暴投と荒木の中前適時打で2点を先行。五回に長短5安打で6点を奪って試合の大勢を決めた。投げては荒木がスライダーを巧みに織り交ぜて7回を無四球、3安打、13奪三振と好投した。 上対馬は四回に梅野、豊永の連打で1点を返したが、守備で粘れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

壱岐 4-0 大村工
【戦評】
壱岐が強力打線の大村工を3安打に抑えて完封勝ちした。 壱岐は先発柳川が直球とスライダーのコンビネーションで打たせて取る投球。バックが2併殺や中堅倉本の好捕などで支えた。打線は初回、柳川、中村の適時打で2点を先行。その後も少ない好機を生かして加点した。 大村工は3人の継投で粘ったが、最後まで相手右腕を攻略できなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

西陵 1-2 五島海陽
【戦評】
両チーム無失策の引き締まった接戦を五島海陽が制した。 五島海陽は1-0の八回に四球と犠打で二塁に進んだ松島が暴投二つで生還。ともにクロスプレーだったが、積極的な判断が貴重な追加点を生んだ。エース谷川大は1失点完投に先制適時打と攻守で活躍した。 西陵は八回に平山のバント安打や穂山の二盗など機動力を絡めて1点差に迫ったが、後続が断たれた。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

五島 18-1 佐世保西
5回コールド
【戦評】
五島が序盤から大量リードを奪って快勝した。 五島は初回、3四球や敵失などで得た好機を生かして4点を先行。二回は橋本、馬場嵜の連続適時打などで5点を加えて突き放した。盗塁やバントなど機動力も絡め、五回には浦隆が今大会第1号となる本塁打を左越えに運んだ。投手陣は浦隆、出口勝とつないで、5回1失点で締めた。 佐世保西は5失策と守備が乱れた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎明誠 1-3 小浜
【戦評】
小浜が終盤に均衡を破って競り勝った。 小浜は八回、中野と山本京の安打などで2死満塁の先制機をつくり、山本れが左越え3点三塁打。甘いカーブを逃さなかった。投げては山本京が9回を自責点0で粘投。チェンジアップを効果的に織り交ぜながら要所で三振も奪った。 長崎明誠は山添、久松の好プレーなど堅守を見せたが、打線が九回の1点だけとつながりを欠いた。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

対馬 8-1 壱岐商
7回コールド
【戦評】
投打で上回った対馬がコールド勝ちした。 対馬は初回、鶴田の適時打で先制すると、1-1の四回に西山の犠飛と江口の適時打で2点を勝ち越し。五回には永留、篠崎の適時打などで4点を奪った。右腕平間は直球を軸にスライダーやカーブを織り交ぜ、テンポ良く7回を被安打1、自責点0で投げきった。 壱岐商は二回に1点を挙げて追いついたが、以降は打線が振るわなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第4試合

長崎北陽台 8-3 佐世保南
【戦評】
長崎北陽台が集中打で試合をひっくり返した。 長崎北陽台は0-1の五回、下位打線がつくった2死一、三塁の好機で永山と宮原が連続適時打を放って逆転。七回も永山の2死からの勝負強い右前打で好機を広げ、敵失と竹市の適時三塁打で4点を加えた。先発の左腕竹市は右打者への内角球などが有効だった。 佐世保南は四回に先制したが、勝負どころの守りで踏ん張り切れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第4試合

佐世保北 5-2 島原中央
【戦評】
佐世保北が2本塁打を含む長打4本を放ち、島原中央に逆転勝ちした。 佐世保北は1-2の六回、友寄の左越えソロで追いつくと、七回には修善寺の適時三塁打と山口の犠飛で2点を勝ち越し。八回にも土井がソロを運ぶなど、振りが鋭かった。五回から救援した土井は直球主体で厳しく内角を突き、5回2安打無失点と好投した。 島原中央は打線がつながりを欠いた。

7月13日の試合(雨天順延)

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

島原農 - 上対馬
※雨天順延

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

壱岐 - 大村工
※雨天順延

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

西陵 - 五島海陽
※雨天順延

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

五島 - 佐世保西
※雨天順延

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

長崎明誠 - 小浜
※雨天順延

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

対馬 - 壱岐商
※雨天順延

7月12日の試合結果

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第1試合

島原 1-0 長崎西
【戦評】
守備で粘り切った島原が完封勝ちした。 島原は六回まで毎回得点圏に走者を背負いながら、要所を締めた。打線は二回2死無走者から四球で出た吉田有を石橋尚の三塁打でかえして決勝点を挙げた。六回途中からは下手投げの坂本が好救援。ピンチで勝負強い守りを披露したバックの力も大きかった。 長崎西は四回までにスクイズを含む4度の犠打失敗があるなど拙攻が響いた。

▼佐世保市総合グラウンド 第1試合

佐世保高専 2-9 上五島
7回コールド
【戦評】
上五島がそつのない攻撃で快勝した。 上五島は初回に犠飛などで3点を先行し、主導権を握った。その後も失策絡みの好機を生かして着実に加点。七回は筬島、釜田、立石の長短3連打で試合を決めた。先発清水はテンポよくコーナーに投げ分け、6回1失点。バックも無失策で支えた。 佐世保高専は六、七回にそれぞれ1点を返す粘りを見せたが、7失策が響いた。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第2試合

鹿町工 12-2 諫早商・島原翔南
5回コールド
【戦評】
打線がつながった鹿町工が大勝した。 鹿町工は毎回先頭打者が出塁して、いずれも次打者が送りバントを決めた。一、三回は小田が長短の適時打で4番の仕事を果たすと、四回は高島の1イニング2安打など打者11人で7得点。足も絡めて相手へ重圧をかけ続け、敵失にも乗じて一気に突き放した。 諫早商・島原翔南は中島聖の適時打などで一矢報いたが、失点が大きすぎた。

▼佐世保市総合グラウンド 第2試合

国見 1-8 佐世保商
7回コールド
【戦評】
佐世保商が好機を逃さずに得点を重ね、コールド勝ちした。 佐世保商は二回、川口の左犠飛で追いつき、三回に永元の適時打で勝ち越し。六回には末松の3点三塁打、樋爪の適時内野安打などで5点を加えた。右腕永元は直球を中心に丁寧にコースを突き、7回1安打と好投した。 国見は初回に吉田の適時打で先制したが、三回の2死満塁を生かせなかった。

▼長崎県営ビッグNスタジアム 第3試合

諫早東 2-9 西彼杵
7回コールド
【戦評】
西彼杵が効率のいい攻めで逆転勝ちした。 西彼杵は0-1の五回、右前打の久松を犠打二つで三塁まで進め、永野が同点左前打。六回は湯田、久松の連続適時打で2点を勝ち越すと、再びバントを挟んで永野が左翼線へ2点二塁打を放って突き放した。七回も犠打を絡めて4点を加え、一気に試合を決めた。 諫早東は中盤まで互角に戦ったが、六回の守備で走塁妨害後、粘れなかった。

▼佐世保市総合グラウンド 第3試合

長崎南 0-7 清峰
8回コールド
【戦評】
投打で力を発揮した清峰がコールド勝ちした。 清峰は初回、久保川の適時打と相手のミスなどで3点を先行。二回は金子、三回には小宮の適時打などでリードを広げた。エース太田はピンチでも落ち着いた投球で8回零封。捕手古場も好リードで引っ張った。 長崎南は三回途中からマウンドに立った太田が八回まで自責点1と粘ったが、打線が援護できなかった。

7月11日の試合

▼長崎県営ビッグNスタジアム

北松西 3-6 口加
1回戦 第1試合
【戦評】
攻守で勝負強かった口加が接戦を制した。 口加は三回2死二塁から白倉と新井の連続適時打で2点を先行。2-2の六回は岡本の適時打、平の犠飛で勝ち越した。いずれの回も犠打でつくった好機を逃さなかった。投げてはタイプの違う3人の継投で打者のタイミングをずらした。 北松西は無失策で守り、攻撃も八回に積極的な走塁が実って1点差に迫ったが、一歩及ばなかった。