祈りと水の世界へ
 =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 5

平和情報コーナー1の室内。国際協力・交流機能の一端を担う

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祈りと水の世界へ =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 5 平和情報コーナー 被爆、反核の訴え発信

2003/07/05 掲載

祈りと水の世界へ
 =国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館= 5

平和情報コーナー1の室内。国際協力・交流機能の一端を担う

平和情報コーナー 被爆、反核の訴え発信

平和情報コーナーは、ナガサキが蓄積した被爆と反核平和に関する情報と訴えを世界に発信する。「1」と「2」の二つの部屋に分かれる。

コーナー1は、タッチ式画面で被爆者の証言音声を選んで聞くことができる。端末は四台ある。ミニシアターは、一・二メートル四方の画面を水平に設置。来館者はその周りに集まり、元NHKアナウンサーの加賀美幸子さん、俳優の上条恒彦さんによる原爆詩の朗読を鑑賞できる。五―十分の朗読が五本ある。

長年培われた被ばく医療の足跡や専門情報も公開。被爆者の貴重なカルテなども含まれる。これも端末は四台置いた。

コーナー2では、来館者が平和へのメッセージを書いて残すことができる。四台の端末それぞれに専用のペンが付いており、画面に直接書き込む方式。メッセージは保存される。後日の検索、引き出しも可能。来館者の参加意識を誘う。