路面電車にタッチ決済 今秋ごろ導入、キャッシュレス化を推進 長崎電気軌道、市、三井住友カード

長崎新聞 2025/07/17 [12:00] 公開

タッチ決済の導入を発表した中島社長(右)と鈴木市長(中央)ら=長崎市役所

タッチ決済の導入を発表した中島社長(右)と鈴木市長(中央)ら=長崎市役所

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長崎市と長崎電気軌道(同市)、三井住友カード(東京)は16日、同市内を走る路面電車に、クレジットカードやスマートフォンなどを端末にかざして運賃を支払うタッチ決済サービスを、今秋ごろに導入すると発表した。増加するインバウンド(訪日客)への対応やキャッシュレス化の推進が狙い。県内の公共交通機関での導入は初めて。
 タッチ決済は、既に41都道府県で導入済みの三井住友カードのサービス「ステラトランジット」を使用する。クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードのほか、カードとひも付けたスマホも利用できる。現金と交通系ICカードは従来通り使用できる。
 通勤通学時間帯を避けた昼間に運賃が安くなる「オフピーク割引」や「運転免許証返納割引」などの実証実験も2026年3月末まで実施する予定。
 3者は今年3月、連携協定を締結。ITなどを活用して多様な交通手段を最適に組み合わせるサービス「MaaS(マース)」の推進に取り組んでいる。タッチ決済によって、移動や消費行動のデータ分析も可能になるという。
 長崎市役所で会見した長崎電気軌道の中島典明社長は「持続可能な公共交通機関として、ニーズに応じたサービスを提供していきたい」と語った。鈴木史朗市長は「観光客の利便性向上により、長崎の魅力が高まることに期待したい」とした。