ヤマシタヘルスケアホールディングス(HD、福岡市)は、乳がん検診で女性の心身の負担を軽減する超音波診断装置を製品化した。現在主流のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)と比べ、痛みや不快さを感じず、検査の時間や手間も抑制。このほど薬事承認と特許を取得した。早期発見・治療を促し、人手不足の医療現場の負担軽減にもつなげる。
同HDは山下医科器械(佐世保市)を中核とする東証スタンダード上場企業。
取っ手を握れる円形の駆動ユニット「ブレストスキャン」(直径24センチ、重さ1・3キロ)の下部に超音波画像診断装置「ヴィーナスリニア」を装着して使う。あおむけに寝た受診者の胸にかぶせると、ヴィーナスリニアを回転させ、片方の胸につき1回約1分という短時間で千枚以上の断層画像を撮影する。
乳房を圧迫するマンモグラフィーのような痛みや被ばくリスクがなく、羞恥心を和らげる効果も期待できる。マンモグラフィーと併用すれば、がん発見率をさらに高められる。臨床検査技師に限らず看護師が扱うことができ、血管や甲状腺など他の診断にも応用可能。このため採算面で小規模診療所が導入しやすい。同HDは遠隔画像診断の準備も進めており、離島医療に貢献したい考えだ。
研究開発はマイクロソニック(東京)が医療現場のニーズを踏まえ2000年ごろ着手した。同社の入江喬介代表取締役(82)は長崎市出身。同HDの山下尚登社長(70)とは別会社で同僚だった。その縁で24年に同HD傘下に入り、資金を調達して開発を加速させた。
関東の複数の病院で医師主導による臨床研究を実施中。同HD経営企画室事業支援室の山下弘高氏(34)は「世界でもこれほど小型で簡便な乳房検査装置はないのではないか。まずは国内、特に九州の市場開拓に注力したい」と話す。
厚生労働省によると、乳がん検診の40~69歳の受診率は50%を下回り、主要国で最低レベル。患者と死亡者は増えている。
同HDは山下医科器械(佐世保市)を中核とする東証スタンダード上場企業。
取っ手を握れる円形の駆動ユニット「ブレストスキャン」(直径24センチ、重さ1・3キロ)の下部に超音波画像診断装置「ヴィーナスリニア」を装着して使う。あおむけに寝た受診者の胸にかぶせると、ヴィーナスリニアを回転させ、片方の胸につき1回約1分という短時間で千枚以上の断層画像を撮影する。
乳房を圧迫するマンモグラフィーのような痛みや被ばくリスクがなく、羞恥心を和らげる効果も期待できる。マンモグラフィーと併用すれば、がん発見率をさらに高められる。臨床検査技師に限らず看護師が扱うことができ、血管や甲状腺など他の診断にも応用可能。このため採算面で小規模診療所が導入しやすい。同HDは遠隔画像診断の準備も進めており、離島医療に貢献したい考えだ。
研究開発はマイクロソニック(東京)が医療現場のニーズを踏まえ2000年ごろ着手した。同社の入江喬介代表取締役(82)は長崎市出身。同HDの山下尚登社長(70)とは別会社で同僚だった。その縁で24年に同HD傘下に入り、資金を調達して開発を加速させた。
関東の複数の病院で医師主導による臨床研究を実施中。同HD経営企画室事業支援室の山下弘高氏(34)は「世界でもこれほど小型で簡便な乳房検査装置はないのではないか。まずは国内、特に九州の市場開拓に注力したい」と話す。
厚生労働省によると、乳がん検診の40~69歳の受診率は50%を下回り、主要国で最低レベル。患者と死亡者は増えている。

