校則をなくしたら、生徒たちはどう考えるのか。長崎県佐世保市宇久町の県立宇久高(峰晃人校長、13人)は9日から、スマートフォンの使用や制服などに関する校則を約3週間停止し生徒自身の考えを引き出す実践型校則探究プロジェクト「No Rule Weeks~校則を『探究』する!~」に挑戦する。
同校によると、校則の一部分とはいえ、一時的に停止するのは初めて。プロジェクトに協力するのは若者の教育支援などに取り組む認定NPO法人「カタリバ」(東京)が運営する「みんなのルールメイキング」と、コミュニティーデザインに取り組む「つくるのわデザイン」(長崎市)。
同校とカタリバが過去に遠隔授業で交流を深めたことがあり、今回の実現に至った。
校則を当たり前だと受け入れるのではなく、守る意味などを生徒自らに見直してもらおうとの取り組み。運用として、休み時間の過ごし方や制服で登校するかどうか、校内でのスマホ使用などについて生徒の判断に委ねる。始業時間や授業の時間帯は変わらず、授業や部活の内容は担当教諭の指示に従う。
先に約3週間をどう過ごすか考える事前ワークショップを実施した。7月には成果共有会を開き、校則がない中でどう過ごし、それが自分たちにとってどのような意味を持っていたのかなどを振り返る予定。
松尾健司教頭は「離島の高校は他校と隣接していないので、なかなか校則の意味に生徒の目が向かない。主体的に考える機会にしてほしい」と話している。
同校によると、校則の一部分とはいえ、一時的に停止するのは初めて。プロジェクトに協力するのは若者の教育支援などに取り組む認定NPO法人「カタリバ」(東京)が運営する「みんなのルールメイキング」と、コミュニティーデザインに取り組む「つくるのわデザイン」(長崎市)。
同校とカタリバが過去に遠隔授業で交流を深めたことがあり、今回の実現に至った。
校則を当たり前だと受け入れるのではなく、守る意味などを生徒自らに見直してもらおうとの取り組み。運用として、休み時間の過ごし方や制服で登校するかどうか、校内でのスマホ使用などについて生徒の判断に委ねる。始業時間や授業の時間帯は変わらず、授業や部活の内容は担当教諭の指示に従う。
先に約3週間をどう過ごすか考える事前ワークショップを実施した。7月には成果共有会を開き、校則がない中でどう過ごし、それが自分たちにとってどのような意味を持っていたのかなどを振り返る予定。
松尾健司教頭は「離島の高校は他校と隣接していないので、なかなか校則の意味に生徒の目が向かない。主体的に考える機会にしてほしい」と話している。
