長崎総合科学大、宇宙産業研究を強化…人工衛星の電源開発などを手がける高橋電機製作所と共同講座

長崎新聞 2026/06/19 [12:15] 公開

共同研究講座の開設を発表した黒川学長(右)と高橋社長=長崎総合科学大

共同研究講座の開設を発表した黒川学長(右)と高橋社長=長崎総合科学大

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長崎総合科学大(長崎市網場町)は15日、人工衛星の電源開発などを手がける高橋電機製作所(福島県いわき市)と、宇宙産業の電力システムに関する共同研究講座を開設すると発表した。同大は新たに「宇宙開発研究センター」を学内に設け、民間企業の技術を取り入れながら、宇宙産業の技術開発や人材育成に取り組む。

 同社は、電気機器の製造・販売、ソフトウエア開発事業などを展開。2008年から宇宙産業に参入し、人工衛星用の電源システムや電気推進装置の開発実績がある。

 以前から電源開発の技術的課題などを大学側に相談。宇宙産業の需要拡大に伴い、技術課題が多様化、複雑化し、さらに長期的な共同研究の必要性が出てきた。大学側は、講座開設や研究センター新設による連携体制の構築を提案した。

 講座は、次世代の宇宙電力システムの技術確立や宇宙産業を担う人材育成を目的とし、同社の技術者を特別教授に迎える。センターには、パワーエレクトロニクスや航空宇宙工学、宇宙物理学などを専門とする学内の教員を集約し、同社の技術者と連携する。

 同大で会見した黒川不二雄学長は「時代のニーズに沿った技術や人材を担う拠点を長崎につくりたい」、同社の高橋徹社長は「大学の知見とわれわれの開発力を組み合わせて課題を解決したい」とそれぞれ述べた。