トイレ開けたらヘビ!? 南米原産、体長1.5m 飼い主に無事返却 長崎・佐々町

2022/10/06 [11:50] 公開

トイレの中から見つかった「ブラジルレインボーボア」(江迎署提供)

 「トイレの蓋(ふた)を開けたらヘビがいる」-。長崎県北松佐々町鴨川免のアパートで3日、南米原産のヘビ「ブラジルレインボーボア」が捕獲された。体長は約1.55メートル。捕獲した業者によると、ヘビの胴体は便器に収まり、頭を出していたという。江迎署が飼い主を探していたところ、5日、同じアパートに住む男性会社員から飼い主だと連絡があり、ヘビは無事返却された。
 同署などによると、2日午後4時ごろ、アパートの2階に住む40代男性が用を足そうと洋式トイレの蓋を開けると、ヘビがいた。翌日、害虫駆除などに携わる長崎市の「シモダアメニティーサービス」に連絡。職員が駆けつけ、捕獲した。体重は1.89キロあった。
 九十九島動植物園(森きらら)によると「ブラジルレインボーボア」は、体のうろこが光の反射で虹色に見えることが名前の由来。ペットショップで購入でき、飼育許可は不要。毒はなく穏やかな性格で、水場を好むという。
 飼い主の男性はアパートの1階に居住。数日前に風呂場でヘビのケージを洗うため、浴槽にヘビを入れていたら、隣のトイレの部屋の中に入り込んだ。手の届かない所に立てこもったので、姿を確認しながら出てくるのを待っていたが、ある日、姿を消したという。トイレの排水管を通って、2階のトイレに顔を出したとみている。
 男性は「迷惑をかけて申し訳ない。ヘビの性質の勉強不足だった」と反省しているという。