長崎県などは19日、県内全21市町で過去最多となる4611人の新型コロナウイルス感染を確認し、6人が死亡したと発表した。2日連続の4千人超。死者も過去最多だった前日と並んだ。佐世保、五島両市の福祉施設でクラスター（感染者集団）が発生した。
亡くなったのは、長崎市の80代女性と佐世保市の60代男性、諫早市の80代女性、居住地非公表の90歳以上男性、居住地年代性別非公表2人の計6人。いずれも療養中だった。
クラスターは、佐世保市の高齢者福祉施設で7人（職員3、入所者4）、五島市の介護福祉施設で18人（職員6、入所者12）の感染を確認した。
県などによると、市町別の感染者数は、長崎市1814人、諫早市542人、雲仙市172人、南島原市138人、西海市94人でいずれも過去最多となった。
年代別では、重症化リスクが高いとされる60歳以上が846人で、全体の18.3％を占めた。
佐世保市は、米海軍佐世保基地で18日に新たに基地関係者（軍人、軍属ら）2人の感染が確認されたと明らかにした。