V長崎 琉球に逆転勝ち Jエリートリーグ第3節

2022/08/17 [11:20] 公開

【V長崎―琉球】後半ロスタイム、V長崎の村松が勝ち越しゴールを決める=トランスコスモススタジアム長崎

 サッカーのJエリートリーグは14日、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎でDグループ第3節のV・ファーレン長崎-琉球が行われ、V長崎が2-1で逆転勝ちした。
 13日のJ2リーグ戦で出場がなかった富澤、五月田、途中からピッチに立った江川、鍬先らが先発。清水から育成型期限付き移籍で加入した菊地は初の実戦となった。ベンチにはU-18の古田ら4人も名を連ねた。
 V長崎は前半、徐々にボールを保持する時間をつくると、20分に村松のパスを受けた練習生の山本が中央へ切れ込み、フェイントを入れてシュート。こぼれ球を都倉が詰めたが、決めることはできなかった。その後も五月田を起点に積極的に縦パスを通したが、スコアレスで折り返した。
 後半は下部組織の選手や練習生2人を投入。26分に自陣の深い位置でパスミスして先制を許したものの、43分にU-18の横田、髙木の連係で1-1の同点に。ロスタイムにU-18の伊藤のクロスを髙木が折り返し、村松が豪快にたたき込んで勝ち越した。
 V長崎は第1節のアウェー琉球戦を0-0で引き分け、第2節のアウェー鹿児島戦はV長崎U-18に多数の新型コロナ感染者が出たため延期になった。通算成績は1勝1分け。
 Jエリートリーグは若手育成を目的に昨年から始まった。21歳以下(下部組織含む)を3人以上エントリーする規定があり、クラブに所属していない大学生などはJリーグの承認を得て出場が可能となる。今季はJ1~3の20クラブが参加。東日本11、西日本6、九州3クラブで4グループに分かれ、ホームアンドアウェー方式の総当たりを実施する。