橘湾に面する長崎県雲仙市小浜町の富津地区。漁港近くの岩壁の上にある富津弁天公園は小浜温泉街などの眺望を楽しめるスポットだが、夏は岩壁の下のコバルトブルーの海で「SUP(サップ)」を楽しむのもいい。
SUPはサーフボードより少し大きな板で、膝立ちしたり、立ち上がってパドルをこいだりして進む。富津では、漁業者らでつくるグループ「港壱番地」が有料での貸し出しやガイドを務め、昨年度は長崎大経済学部ゼミが魅力発信に協力した。
富津漁港から千々石方面の岩壁には洞窟や、満潮時に通り抜けられる天然のトンネルもある。ゼミの仲間とSUPを体験した同学部4年の大久保孝祐さん(22)は洞窟に入ったり、海底をのぞき込んだりして満喫。「富津の海は非日常を体験できる貴重な場所」。予約は港壱番地のホームページから。