ウクライナ支援で「折り鶴プロジェクト」 諫早市、1羽につき5円寄付へ

2022/06/16 [12:00] 公開

折り鶴投函箱とポスターを持つ担当者=諫早市役所

 ロシアによる軍事侵攻に対し、平和への願いを込めた折り鶴を募集し、1羽につき5円に換算した額を日赤の「ウクライナ人道危機救援金」に寄付する取り組みが20日から長崎県諫早市で始まる。
 市、たちばな信用金庫(同市)などでつくる実行委が企画した「折り鶴に願いをプロジェクト」。市と地方創生に関する包括連携協定を結んでいる同金庫が、1羽5円の協賛金を拠出する企業を募る。寄付金は10万羽分、または協賛金額を上限にする。
 7.5センチ四方の紙(黒や灰色以外)を使い、首の部分は折らず、羽は広げない状態で提出してもらう。専用の投函(とうかん)箱を市役所本庁舎や支所、出張所、同金庫の市内営業店舗計24カ所に設置する。
 集まった折り鶴で県立西陵高の生徒たちがアート作品を制作し、市内で展示。作品使用分以外は千羽鶴として長崎原爆資料館に寄贈する。
 募集期間は7月20日まで。市内の小中学校などにも呼びかける。市は「折り鶴は平和の象徴でもあり、手元にあるもので作ることができる。平和を願う皆さんの思いを形にしたい。多くの人に参加してほしい」としている。