一瀬氏、7選不出馬 波佐見町長選

2022/06/08 [14:00] 公開

一瀬政太氏

 長崎県東彼波佐見町長の一瀬政太氏(78)は7日、任期満了に伴う町長選(9月6日告示、同11日投開票)に立候補しないと表明した。
 同日開会した町議会で、一瀬氏は行財政改革や長崎キヤノンなど企業誘致、波佐見焼の全国的な浸透など6期24年を振り返り、「地域と産業、行政がスクラムを組まないとまちづくりはできない」と総括。不出馬の理由として「人口減少とデジタルトランスフォーメーション(DX)の時代に突入する。変化に適応できるリーダーが求められている」と述べた。
 一瀬氏は同町出身。熊本県立済々黌高卒。町議を経て1998年の町長選で初当選した。2006年から県町村会長。11~19年、全国町村会副会長も務めた。
 同町長選には町議の藤川法男氏(64)が出馬を表明。他にも立候補の動きがある。