南島原市長選 松本氏が無投票3選 市議選は21人立候補

2022/06/06 [10:05] 公開

無投票で3選を果たし万歳する松本氏(左)=5日午後7時、南島原市加津佐町の選挙事務所

 任期満了に伴う南島原市長選と市議選(定数19)は5日告示された。市長選は、無所属現職の松本政博氏(74)=自民、公明推薦=のほかに立候補の届け出はなく、無投票で3選が決まった。市議選は21人が立候補を届け出、7日間の選挙戦に入った。
 同市長選で無投票となったのは、2006年の新市発足後、14年4月以来2回目。
 松本氏は官製談合事件で当時の市長が逮捕され、辞職したことに伴う14年7月の出直し市長選で初当選。2期目は、口之津港ターミナルビルや新学校給食センターなどの大型事業を手がけ、電子地域通貨「MINA(ミナ)コイン」運用によるキャッシュレス化の推進と経済活性化を図った。
 無投票当選が決まった5日午後7時過ぎ、加津佐町の選挙事務所で後援会関係者らと万歳三唱。松本氏は「2期8年を礎に、市民の知恵を借りながら、地場産業の振興や(島鉄南線跡地に)整備中の自転車歩行者専用道路の利活用など市政をしっかり進めていく」と決意を述べた。
 市議選は現職12人、新人9人が立候補した。政党別では自民5人、共産2人、公明1人、無所属13人。投票は12日午前7時から午後6時まで市内29カ所で行われ、午後7時15分から有家町のありえコレジヨホールで開票される。
 有権者数は3万7292人(男1万7285、女2万7)=4日現在、市選管調べ=。