長崎県西彼長与町とイオンタウン長与（同町北陽台1丁目）は6月、子育て応援事業「cocosukiながよ」を共同で始めた。同タウンを訪れた町民が、一時的に子どもを預かってもらえる町の「ファミリーサポートセンター（ファミサポ）」を1時間無料で利用できる。
利用は平日限定で、ファミサポ制度への事前登録や利用予約が必要。同タウン管理事務所で専用のカードにスタンプをもらうと、町内のファミサポセンターや児童館などで1時間無料で託児サービスが受けられる。町在住の生後3カ月の乳児から小学生の子育て家庭が対象で、利用人数や回数に制限がある。
タウン内で商品を購入する必要はなく、町の担当者は「ちょっとしたリフレッシュに気軽に活用してほしい。これを機にファミサポの制度や良さも知ってもらえれば」と話す。
「cocosukiながよ」は、地域貢献を目指す同タウンが町に働きかけて実現した。無料となる利用料や子どもを預かるファミサポ協力会員の経費などは同タウンが負担する。井村真理子マネジャーは「地域の皆さんの役に立ちたいという思いが形になった。イオンタウンが長与にあって良かったと思ってもらえるよう、これからもさまざまな企画を考えていきたい」としている。
ファミサポ制度や利用についての問い合わせは、町こども政策課（電095.801.5886）。