「ありがとう大島東小」 卒業生、鳥海選手のメッセージも 西海市で閉校式

2022/03/14 [11:40] 公開

校歌を斉唱する児童=西海市立大島東小

 統廃合に伴い今月末で28年の歴史に幕を下ろす長崎県西海市大島町の市立大島東小(白水聡校長、187人)で12日、閉校式があり、児童や来賓らが慣れ親しんだ校名との別れを惜しんだ。
 同校は1994(平成6)年に大島町立大島東小と第三小が統合し開校。本年度の卒業生を含めて1150人が学びやを巣立った。開校時には359人の児童がいたという。だが、近年の少子化に伴い大島東小、大島西小、崎戸町の崎戸小の3校が新年度に統合。大島東小の校舎を使い「大崎小」として新たなスタートを切る。
 閉校式には約250人が出席。白水校長が「ありがとう大島東小。思い出はいつまでも、みなさんの胸に」と式辞。児童を代表し6年の谷川颯君、木下凛音さんは「新しい学校に生まれ変わってもあいさつなどの伝統を引き継いで」と呼び掛けた。式後、卒業生で東京パラリンピック車いすバスケットMVPの鳥海連志選手(23)のビデオメッセージの上映や、記念碑の除幕があった。