ベトナムメディアが五島日本語学校を取材 県立大 留学生増へ企画

2022/01/21 [12:00] 公開

五島日本語学校の留学生(右)にインタビューするベトナムメディア=五島市坂の上1丁目、同校

 ベトナムからの留学生を増やそうと、県立大は国営メディア3社を招いた取材ツアーを企画。18~20日、ベトナム人留学生が通う五島市の五島日本語学校などを取材した。
 県立大を運営する県公立大学法人は、ベトナム中部の中心都市ダナン市と包括連携協定を結んでいる。五島日本語学校とも協力関係にあり、1期生は今春卒業する予定。
 ツアーは、両校で学ぶ留学生の暮らしや、奨学金など五島市や同大の支援を紹介する目的。共同通信デジタル(東京)が協力し、いずれも東京に拠点を置くベトナム通信社、ベトナム国営テレビ局、ベトナムの声放送局が参加した。
 同校では、留学生や吉濱洋典校長、普段交流している地元住民が同国の旧正月の料理を食べる様子や、寮の部屋を取材。留学生に五島や学校での暮らしなどについてインタビューした。ベトナムの声放送局東京支局長のブィ・マイン・フンさん(48)は「勉強だけでなく、日常生活でも学校や地元の人のサポートが温かいと感じたので、ベトナムに伝えたい」と話した。
 一行はこのほか、同大佐世保校で、同国出身の留学生を取材するなどした。2月にかけてテレビやラジオ、電子新聞で報道する予定という。