約2カ月の過酷な「レンジャー」修了 陸自相浦駐屯地で帰還式

2021/12/08 [11:00] 公開

レンジャー教育を修了し帰還した隊員たち=陸自相浦駐屯地

 山地潜入や水路訓練など約2カ月にわたる過酷なレンジャー訓練に取り組んだ陸上自衛隊員が3日、長崎県佐世保市大潟町の陸自相浦駐屯地に帰還。晴れてレンジャー隊員の資格を得た。
 帰還したのは、離島防衛を担う水陸機動団(本部・佐世保市)の33人。9月末から同駐屯地など県内各地で訓練を展開していた。飲食や睡眠が制限された中で山中を歩く訓練も実施された。
 帰還式では、陸自関係者や隊員の家族らが出迎え、隊員たちにレンジャーの証である徽章を授与した。第1水陸機動連隊連隊長の開雅史1等陸佐は「レンジャー隊員として期待される役割に即応できるよう、任務遂行能力をさらに高めてほしい」と激励した。