発達障害児の早期診療や療育へ…ながさきブルードクターに48人認定 家族の相談など担う

長崎新聞 2026/04/06 [12:10] 公開

ながさきブルードクターの登録医=県庁

ながさきブルードクターの登録医=県庁

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発達障害児の早期診療や療育につなげようと、長崎県は昨年度から、子どもの発達に不安や悩みがある家族の相談などを担う「ながさきブルードクター」の認定を始めた。全国でも先駆的な取り組み。
 県内では、発達障害児の受診先が県立こども医療福祉センター(諫早市)などの三つの専門支援機関に集中。年々受診者が増え、初診の待機期間が長期化し、保護者の心理的負担が課題となっていた。
 このため、地域での発達障害の診療体制を強化しようと県は昨年度、希望する小児科医らを対象に研修を行い「ながさきブルードクター」として登録する事業を開始。ブルードクターは、子どもの発達に関し不安を抱える家族からの相談を受け、必要に応じて専門支援機関につなぐ。発達障害児がより早い段階から療育や適切な医療を受けられる効果が期待される。
 初年度は、座学と実際の診察に立ち会う陪席研修を受けた48人を認定。3月27日に県庁で登録証授与式があり、参加した8人が受け取った。県立こども医療福祉センターの小柳憲司所長は「発達専門医だけを増やすことは難しい。かかりつけ医が相談に乗れる体制をつくることで、発達障害を持っている子どもの医療へのアクセスを良くしたい」と話した。
 県は、今回の登録者をホームページで公開予定。各登録者の診療体制が整い次第、順次情報を発信する。本年度も新たな研修受講者を募るほか、登録者に対しスキルアップを図る研修も行う。