ヴェルカ松本選手 協賛企業に感謝 フリースクール250人招待、子どもたち「バスケ始めたよ」

長崎新聞 2025/06/14 [11:45] 公開

フリースクールの子どもたちと交流する活動の報告会であいさつする松本選手(右)=長崎市曙町、稲佐山観光ホテル

フリースクールの子どもたちと交流する活動の報告会であいさつする松本選手(右)=長崎市曙町、稲佐山観光ホテル

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バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の長崎ヴェルカに所属する松本健児リオン選手(31)が、県内のフリースクールに通う子どもたちを試合に招待して交流する活動を続けている。協賛企業への報告会が9日、長崎市内のホテルであり、松本選手は活動への支援に感謝の言葉を述べた。
 松本選手は県内で不登校の児童生徒が増えている現状を知り「長崎の未来を支える子どもたちを応援したい」と活動。ホームゲームにフリースクールの児童・生徒を招待したり、自ら施設を訪問したりして交流している。
 昨季は協賛企業21社がスポンサーとして活動を支援。長崎市の長崎スタジアムシティ・ハピネスアリーナに「リオンシート」を設け、4施設の児童生徒延べ250人を招待した。
 報告会には協賛企業やフリースクールの関係者ら約40人が出席。試合を観戦した子どもたちが「ありがとう」「自分もバスケを始めたよ」とお礼を伝えるビデオメッセージを流した。松本選手はあいさつで「ヴェルカやバスケが共通の話題となりうれしい。子どもたちと企業をつなぐ交流も考えたい」と語った。
 招待されたフリースクール「おうち楽幸」の池田早希代表(40)は「スポンサーのみなさんとも会えて、子どもたちを応援していただいていると実感した。温かい気持ちになった」と笑顔で話した。