長崎県で聖火リレースタート ランナー181人が参加

2021/05/07 [10:30] 公開

7日の県内聖火リレー 発着地と予定時間

 東京五輪の聖火リレーは7日から長崎県内で始まり、8日までの2日間、17市町を巡る。本県ゆかりの著名人やオリンピアンら13~88歳のランナー181人が参加。それぞれの思いを込めて希望の灯をつなぐ。新型コロナウイルス感染の広がりを示す県独自のステージが「4」に引き上げられる中、感染防止対策を十分に取りながらの実施となる。
 聖火は7日の午前9時に南島原市役所前を出発。4市1町を経て、大村市では2008年北京五輪バレーボール男子日本代表の朝長孝介さんが地元を走る。感染拡大が続いている長崎市は、当初のルートから観客が過密になる可能性がある公道の一部を外した。
 同市では聖火リレー公式アンバサダーで俳優の石原さとみさんや、キャスターで島原市出身の草野仁さんが登場する。走行予定だった俳優の佐藤浩市さんは辞退した。聖火は午後8時46分、長崎水辺の森公園に到着予定。到着セレブレーションや平和公園での出発式は無観客で開かれる。
 最終日の8日は午前9時に西彼長与町の中尾城公園をスタート。対馬市や平戸市など5市2町を経て佐世保市に入り、午後8時半ごろゴール予定の新みなと暫定広場を目指す。同市では04年アテネ五輪野球銅メダリストの城島健司さんが古里でトーチを掲げる。
 両日ともルート周辺は実施時間帯前後に交通規制があり、詳細は県や各市町のホームページで確認できる。大会組織委員会はインターネットのライブ中継を通じた応援を呼び掛け、沿道で観覧する場合はマスクを着用して人との距離を取り、大声を出さないよう協力を求めている。