鎮西学院大 サッカー部強化へ 元V長崎 神崎氏が監督就任

2021/03/12 [16:00] 公開

サッカー部の強化に向けて「鎮西学院大学の魅力と本気度を見せる」と意気込む神崎監督=長崎ウエスレヤン大

 4月1日付で名称を変更する鎮西学院大(現・長崎ウエスレヤン大、諫早市)が男子サッカー部の本格的な強化に乗りだした。11日に会見を開き、V・ファーレン長崎などで活躍した元Jリーガーの神崎大輔氏(36)の監督就任を発表。将来的な九州大学リーグ1部参入とプロ選手輩出を目指していく。
 名称変更に伴う大学改革の一環。長崎県はJリーグや高校サッカーの土壌がある一方、大学サッカーは他県に後れを取っている。重点的に強化することで他大学との差別化を図り、生徒獲得につなげる狙いがある。
 サッカー部は2018年創部。20年の県大学秋季リーグは4チーム中3位(1勝2敗)だったが、新年度に県内外の有力校から5人程度の入学が決まっており、今後も継続的に勧誘、育成を進めていく。
 大分県出身の神崎氏は福岡教大卒業後の07年、当時J1の甲府へ加入。09~16年はV長崎でプレーした。17年に現役を退き、18年はV長崎のアカデミーコーチ、19、20年はV長崎のスカウトとして若手の発掘、育成を担当。その実績に大学側が着目し、新たに生まれ変わる大学の「初代監督」に招いた。
 神崎氏の任期は3月1日から、25年2月末までの4年間。現代社会学部の特任講師として体育の授業も受け持つ。就任会見で「大学の魅力と本気度を見せるのが私の使命。一から作り上げることをモチベーションにやっていきたい」と意欲を語った。