長崎県内33人感染、1人死亡 16日発表 クラスター関連相次ぐ

2021/01/17 [10:50] 公開

16日発表の市町別感染者数(左)と、新型コロナウイルス感染者の入院状況(15日午後7時現在)

 長崎県と長崎、佐世保両市は16日、5市2町で新たに計33人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。入院治療中だった県立保健所管内の1人が14日に死亡。県内の感染者は計1227人、死者は計13人となった。
 クラスター(感染者集団)関連では、長崎市の長崎北徳洲会病院で入院患者1人の感染が判明し、計18人に。諫早市のグループホームおおくさは2人増え計10人。平戸市内の高齢者施設では利用者3人が確認され、計13人となった。
 県内33人のうち、感染経路不明は長崎市4人、佐世保、諫早両市、西彼長与町各1人。その他26人は接触者か濃厚接触者だった。長崎、佐世保両市の計19人は発症前2週間以内の県外移動歴はなかった。
 佐世保市は16日公表分とは別に、市保健福祉部の20代男性職員の感染が同日判明したと発表した。
 クラスター発生で外来・救急診療を停止している長崎市の十善会病院は、これまでの検査で感染拡大は確認されなかったとして、18日から一部診療科で救急患者を受け入れ、21日から外来を再開すると発表。職員1人が感染した同市の済生会長崎病院は全職員の陰性を確認したと発表した。