「努力すれば道開ける」 箱根駅伝Vの花尾選手が大村市訪問

2021/01/09 [00:00] 公開

箱根駅伝で駒大の7区を走り、総合優勝に貢献した花尾選手=大村市役所

 今年の東京箱根間往復大学駅伝で13年ぶり7度目の総合優勝を果たした駒沢大の1年生で、7区(21.3キロ)を走った長崎県大村市出身の花尾恭輔選手(19)が7日、同市の園田裕史市長を訪問。「頼るばかりでなく、チーム全体を引っ張っていける走りを目指す」と抱負を語った。
 花尾選手は同市立桜が原中時代に陸上を始め、鎮西学院高を経て同大へ。粘りのある走りを武器に1年生ながら7区を任され、1時間3分55秒(区間4位)でたすきをつないだ。
 レースを振り返って花尾選手は「スタート前は特に緊張はなく、『やるぞ』という思いが強かった。走っている時はとてもきつくて力不足を感じたため、スタミナを付けてラストまで切れのある走りができるようにしたい」と感想。「努力すれば道は開けると思うので、大村の後輩たちにも頑張ってほしい」と述べた。
 園田市長は「多くの市民がテレビにくぎ付けになって応援していただろう。今後も全国の舞台での活躍を期待している」と激励した。