小値賀町「社会増」 4年ぶり 若者U・Iターン増加

2021/01/06 [13:35] 公開

 国境離島新法が適用される長崎県内の離島自治体では、北松小値賀町も12人の社会増(転入88、転出76)を達成した。2増だった2016年以来4年ぶり。町は「職員や地域おこし協力隊を町外から積極的に募集しており、家族で移住した世帯への引っ越し費助成も昨年1月から始めた。20~30代のU・Iターンが増えている」と分析する。
 同町の推計人口は2272人(昨年12月現在)、高齢化率は50%超。自然増減はマイナス48人(出生10、死亡58)だが、前年のマイナス57人から改善した。
 新上五島町の20年の社会増減はマイナス69人(転入575、転出644)だったが、前年のマイナス211人から大きく回復。旧5町合併(04年)後で、社会減を最も抑制した。自然増減はマイナス286人(出生80、死亡366)で横ばいだった。