いじめの悩み 誰かに相談を 松浦・福島養源小で授業

2020/12/23 [15:52] 公開

いじめを予防するために何ができるか意見を出し合う児童=松浦市立福島養源小

 松浦市福島町の市立福島養源小(宮田英治校長)で17日、「いじめ予防授業」があり、4年生23人が「いじめとは何か」「いじめを予防するために何ができるか」を考えた。
 法テラス佐世保の弁護士、佐藤佳実さんが講師を務めた。佐藤さんは人の心をコップに例え「心のコップは人よって大きさが違う。いじめでたまった悲しみやつらさなどの感情がコップからあふれ出てしまうと不登校などにつながることがある」などと話し、人を思いやる気持ちの大切さと、いじめをやめさせる勇気や行動を促した。さらに「いじめに遭ったら一人で悩まないで誰かに相談して」と呼び掛けた。
 篠崎翔琉(かける)君(10)は「暴力だけでなく、言葉でも相手を傷つけたらそれはいじめになると良く分かった」。川上倖(こう)奈さん(9)は「コップの例えが分かりやすかった。いじめで困ったことがあったら相談するようにしたい」と話した。