急速充電器製造・販売のベンチャー企業、GCユニバーサル(東京)は、短時間で大量の電流を流す技術「GC」を開発した。電気抵抗による発熱を抑えてエネルギーロスの低減や安全性の向上、蓄電池の長寿命化を実現し、特許を5カ国で取得した。発電と急速充電ができる「GVOLTA(ジーボルタ)」を製品化。まずフォークリフト向けに展開するため、松本(長崎市、松本博代表取締役)と代理販売・営業業務委託契約を結んだ。
既存電源の直流(DC)は電流が常に一方向に流れ、交流(AC)は正と負の方向に周期的に変化する。一方、GCはらせん状に流れることで電気抵抗を抑制できる。充電器や蓄電池の温度上昇を最小限にして発火や爆発のリスクを回避。与えるダメージも少ない分、蓄電池の寿命が延びるという。特許は日本、米国、韓国、インド、台湾で取得した。
急速充電器はフォークリフト用を今秋にも、出力21キロワットと13キロワットの2種類を発売予定。電気自動車(EV)向け最大420キロワットの開発にもめどを付けた。生産は静岡県内の自動車部品メーカーに外注する。
GCユニバーサルによると、一般的なフォークリフトの蓄電池は重さ500~800キロと大きく、充電に時間がかかるため、予備蓄電池の数が増えがちで、交換する作業負担が大きい。これに対し、GVOLTAの充電時間は一般的な蓄電池の10分の1相当の約60分。車両に載せたまま充電すれば予備が少なく済み、交換のコストや作業負担を軽減できる。価格は一般の1台70万~130万円に対し、同100万円程度とする。
GCについて、GCユニバーサルの曺煕哲(チョヒチョル)社長は「現在の送電・変電環境を一変するポテンシャルを秘めた画期的な技術」と将来性をアピール。発電所への普及も目指し、出力変動が大きい太陽光などの再生可能エネルギーに活用すれば安定供給につながると見込む。
既存電源の直流(DC)は電流が常に一方向に流れ、交流(AC)は正と負の方向に周期的に変化する。一方、GCはらせん状に流れることで電気抵抗を抑制できる。充電器や蓄電池の温度上昇を最小限にして発火や爆発のリスクを回避。与えるダメージも少ない分、蓄電池の寿命が延びるという。特許は日本、米国、韓国、インド、台湾で取得した。
急速充電器はフォークリフト用を今秋にも、出力21キロワットと13キロワットの2種類を発売予定。電気自動車(EV)向け最大420キロワットの開発にもめどを付けた。生産は静岡県内の自動車部品メーカーに外注する。
GCユニバーサルによると、一般的なフォークリフトの蓄電池は重さ500~800キロと大きく、充電に時間がかかるため、予備蓄電池の数が増えがちで、交換する作業負担が大きい。これに対し、GVOLTAの充電時間は一般的な蓄電池の10分の1相当の約60分。車両に載せたまま充電すれば予備が少なく済み、交換のコストや作業負担を軽減できる。価格は一般の1台70万~130万円に対し、同100万円程度とする。
GCについて、GCユニバーサルの曺煕哲(チョヒチョル)社長は「現在の送電・変電環境を一変するポテンシャルを秘めた画期的な技術」と将来性をアピール。発電所への普及も目指し、出力変動が大きい太陽光などの再生可能エネルギーに活用すれば安定供給につながると見込む。