ALS 家族負担軽減が課題

2020/09/17 [16:00] 公開

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者は全国で約1万人。長崎県国保・健康増進課などによると、県内では122人がALSの医療費の助成を受けている(3月末現在)。在宅医療での家族負担軽減をどう図るかが課題の一つだ。
 日本ALS協会県支部の熊脇博治支部長代理(76)によると、ALS患者は24時間態勢のケアが必要な場合が多く、公的介護サービスの拡充が求められる。患者の心のケアも大切で「患者は病気を受け入れるのに時間がかかり、孤立した気持ちになることもある。仲間づくりが大事」と話す。
 患者や家族などの相談は、同支部の電話(0957.43.4240)かメール(alsnagasaki@yahoo.co.jp)で受け付けている。