手作りマスクで島PR ツバキ染めの商品も 新上五島の女性グループ

2020/05/08 [01:23] 公開

ツバキ染めの手作り

 新型コロナウイルス感染拡大防止の一助にと、長崎県新上五島町内の主婦らでつくる住民グループ「上五島JOY」が布マスク作りと販売に取り組んでいる。島特産のツバキで染めたものもあり、島のPRにもつなげたいとの願いを込めている。
 グループは2017年春に結成し、現在のメンバーは女性6人。これまでツバキをモチーフにしたブローチや風呂敷など雑貨、小物を作り、町内の土産品店などで販売してきた。手作りマスクも花粉症対策として今年1月に商品化したが、新型コロナの影響で需要が伸びているという。
 ツバキ染めのマスクは、町内で採取した花びらの溶液に布生地を漬け込み色を定着させる。生地によって、薄紫や薄灰色など色合いに違いが出ることも魅力という。リーダーの前田あおいさん(60)は「(マスクを)島の特産品を知るきっかけにしてもらい、今後もツバキ染めのさまざまな商品に取り組みたい」と話した。
 マスクは受注方式で製作。幼児用が250円で大人用(サイズは3種)300円、ツバキ染めは500円。問い合わせは同グループ事務局(電080.2025.0443)。