水素発電で連携協定 壱岐市と東大先端研

2020/02/08 [00:00] 公開

連携協定を締結した神崎所長(右)=壱岐市役所郷ノ浦庁舎

 長崎県壱岐市は7日、東京大先端科学技術研究センターと持続可能な地域づくりに関する連携協定を結んだ。2020年度から取り組む再生可能エネルギーと水素を組み合わせたエネルギーシステムの実証事業などで連携する。
 市役所郷ノ浦庁舎であった締結式で、同センターの神崎亮平所長は「人や自然を大切にしながら、離島から環境・エネルギーでこれだけのことができると発信したい」とあいさつした。
 市は昨年10月、市水素技術組合を設立し、市内外の企業や同センターの杉山正和教授らに業務委託している。水素発電の調査研究の中長期化が想定されることから、新たに同センターと協定を締結した。市は今後、持続可能なまちづくりに向けた課題抽出や対策についてもセンターと連携する。