小中学生らが6年ぶり土手浮立奉納 吾妻で御神幸祭

2019/10/09 [00:18] 公開

土手浮立を奉納する子ども=雲仙市、温泉神社

 長崎県雲仙市吾妻町の温泉神社(藤田謙介宮司)で6日、御神幸祭(ごしんこうさい)があり、地元の阿母名浮立保存会が6年に1度の土手浮立を披露した。
 祭りは五穀豊穣(ほうじょう)を願って2年に1度開催。同保存会の出番は3回ごとのため、6年ぶりの奉納。境内では、地元住民らが見守る中、8月から練習を重ねてきた小中学生らが鮮やかな衣装に身を包み、太鼓やかねを打ち鳴らした。
 奉納後はみこしとともに約150人の行列が町中を練り歩いた。総代長の佐々木茂樹さん(70)は「子どもの数も減ってきたが、協力しながら伝統を守っていきたい」と話した。