諫早駅周辺で初のシェアキッチン型のチャレンジショップ「四面横丁」が10月1日、長崎県諫早市永昌東町にオープンする。幅広い世代に気軽に立ち寄ってもらおうと、唐揚げやハンバーガー、うどんとおばんざい、パスタの4店舗が出店。駅前活性化へ一役買う。
地元の会社経営者でつくる開発会社「四面みらい開発」(本田一修社長)が2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業を見据え、永昌東町商店街の空き店舗を利活用し、飲食店を誘致するプロジェクトの第2弾。出店者の負担を軽減しようと、同社が店舗改装や厨房(ちゅうぼう)器具の設置などを担い、出店者が家賃負担する仕組み。
「四面横丁」(延べ床面積約66平方メートル)は、▽諫早初出店の「からあげジャック」▽天満町で人気の「スカイズ」(ハンバーガー)▽八天町の居酒屋「にこいち」系列の「うさぎ」(うどんとおばんざい)▽地元素材を生かしたイタリアン「パスタ屋POPO」。各店にオープンキッチンとカウンター席があり、共通のテーブル席で各店の味が楽しめる。テークアウトもできる。
28日のプレオープンには地元商工関係者らが来店。カリッと揚がった唐揚げや手作りソースのパスタ、ボリュームたっぷりのハンバーガー、オリジナル麺を使ったうどんを味わった。本田社長は「この店から自分の店を持てるよう羽ばたいてほしい。多くの人が諫早駅で降り、楽しめる名物を作りたい」と話した。
「四面横丁」は午前11時~午前0時(店舗で異なる場合あり)。火曜定休。