智弁和歌山前監督・高嶋さん 講演で持論展開

2019/09/30 [00:01] 公開

セミナーで講演する高嶋さん=長崎新聞文化ホール・アストピア

 健康に関して役に立つ知識を深める「スミセイウエルネスセミナー」が29日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであり、智弁和歌山高(和歌山県)野球部で長年監督を務めた高嶋仁さん(73)が、弱小チームを甲子園優勝に導く方法について講演した。
 住友生命福祉文化財団、長崎新聞社主催。約100人が参加した。
 高嶋さんは五島市出身。海星高、日体大を卒業し、1972年に智弁学園高(奈良)、80年に智弁和歌山高の監督に就任。2018年に引退するまで、監督として甲子園に38回出場し、3度の優勝に導いた。
 高嶋さんは就任当時の同校は弱小校だったと説明。強豪校と練習試合を重ねて大敗を経験する中で選手に悔しさを味わわせることや体力づくりに重点を置くことでチームが成長した。「『くそったれ、見とけよ』という気持ちでやったから強くなった。だから甲子園でものびのびできる」と持論を展開した。
 セミナーではe-エクササイズ代表取締役の松浦亜紀子さんが介護予防に効果的な運動を実演。参加者も体験した。