ラグビーW杯開幕 県内も熱狂 逆転トライに大喝采

2019/09/21 [11:05] 公開

前半終了間際、日本が逆転トライを決めて喜ぶファン=長崎市、ブリティッシュパブ「DAIKOKU」

 桜のジャージーが期待に応えて躍動した。日本がロシアに快勝したラグビーW杯の開幕戦。自国開催の盛り上がりを肌で感じようと、県内でも多くのファンがスポーツバーなどに詰め掛けて、熱い声援を送った。
 長崎市大黒町のブリティッシュパブ「DAIKOKU」は、仕事を終えて駆けつけたサラリーマンらで満席状態。長崎市の会社員、川内良二さん(62)は「40年来のラグビーファン。早く見せてほしい」と試合前から店内の液晶テレビを見詰め、キックオフ時には待ってましたと言わんばかりに大きな拍手を送った。
 5-7の前半終了間際に日本が逆転トライを決め、店内は大喝采。西彼長与町の会社員、岡澤祐介さん(43)は「序盤は期待が大きくて空回りしていたけど、徐々に動きがよくなっている」と満足そうにジョッキを傾けた。
 勢いづいた日本はその後もトライを重ねてノーサイド。最後までテレビに熱い視線を送っていた長崎市の会社員、石井博さん(44)は「絶対に勝たないといけない初戦をものにした」と喜び、「次はアイルランド戦。この勝利で日本全体がもっと盛り上がって、みんなで応援できればいい」と興奮冷めやらぬ様子で話していた。