秋の全国交通安全運動 長崎県警が出動式 関係団体など130人

2019/09/21 [11:01] 公開

車両パレードに出発する白バイ隊=大村市、シーハットおおむら

 秋の全国交通安全運動(21~30日)を前に県内で20日、県警の出動式や各署などの車両パレードがあり、関係者が交通安全を呼び掛けた。
 県警は大村市幸町のシーハットおおむらで出動式を開き、県警や関係団体などから約130人が出席。迫田裕治本部長は「全国では保育園児が犠牲となる事故や高齢運転者による事故が発生している。県民の交通安全意識の向上を図り、悲惨な交通事故を減少させたい」とあいさつした。
 県警によると、今年の交通事故発生件数は19日現在で2797件(前年同期比540件減)、うち65歳以上の高齢者による事故は702件。「登下校 いつもの道こそ 要注意」をスローガンにした今回の運動期間中は、高齢運転者の事故防止や飲酒運転の根絶などを重点項目に、街頭キャンペーンや取り締まりを強化する。
 出動式では地元幼稚園児がよさこいを披露し「交通ルールを守ろう」と呼び掛けた後、白バイ7台、パトカー5台が車両パレード。啓発に当たった。