国内最大? 体長158センチのサンショウウオ 企画展示を検討へ ペンギン水族館

2019/09/20 [00:04] 公開

国内最大級のオオサンショウウオ=長崎市、長崎ペンギン水族館

 長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)で、体長158.5センチ、重さ約41キロのチュウゴクオオサンショウウオが飼育されている。測定に関わった市民団体「日本オオサンショウウオの会」(三重県)によると、飼育されている同種の仲間としては国内最大という。
 チュウゴクオオサンショウウオは、中国原産の外来種。1977年、前身の旧長崎水族館時代に飼育が始まった。当初は体長66センチ、体重1.5キロ。雌雄や、いつどこで生まれたのかは不明という。98年の閉館まで展示されていたが、2001年の長崎ペンギン水族館開館以降は、展示するスペースがないため、展示外の生物が集まる予備飼育棟で飼育されている。
 同館飼育展示課の大塚摩耶子係長は「大きいとは思っていたが、国内最大とは知らなかった。私たちとしても長生きできるようにケアをしていきたい」と話す。現在は週3回のペースで、餌としてアジを与えているという。
 同館は、チュウゴクオオサンショウウオが登場する企画展の本年度中の開催を検討。大塚係長は「なんとか日の目を見させてあげたい」と話した。