天守閣を背に武将隊が演舞 島原城秋まつり

2019/09/17 [11:00] 公開

演舞を披露する立花家史料館のキャラクター2人=同城天守閣前

 中国伝来の「十五夜(中秋の名月)」(旧暦8月15日)の時季に毎年開く「島原城秋まつり」が15日夜、島原市城内1丁目の同城であり、家族連れらでにぎわった。
 同城を管理運営する島原観光ビューロー主催。同社によると、同まつりは15年前ごろから始まり、茶会や俳句の投稿などで静かに月を観賞していた。昨年から趣向を変え、歴史上の人物に扮(ふん)し島原をPRする「島原城七万石武将隊」がイベントを企画運営している。
 ステージイベントには、福岡県柳川市の「立花家史料館」のキャラクター2人もゲスト出演。ライトアップされた天守閣をバックに、演舞などのパフォーマンスで、武将隊とともに会場を盛り上げた。
 来場者は、音楽に合わせて踊る演者に見入ったり、会場に並んだ出店のたこ焼きやクレープなどを味わったりと、秋の一夜を満喫した。
 島原市立第一小6年の中原泉充君(12)は「演舞の音楽は爽やかで、ステージイベントを楽しめた」と話した。