「メモリード」「エレナ」 ポイントで提携契約

2019/08/28 [00:05] 公開

提携契約を結び、握手をする(左から)吉田社長と中村会長=佐世保市鹿子前町、九十九島ベイサイドホテル&リゾートフラッグス

 冠婚葬祭大手メモリード(総合本部・長崎県西彼長与町)は27日、地場スーパー大手のエレナ(佐世保市)とポイントサービスに関する提携契約を結んだ。9月1日から、佐世保市と北松佐々町にあるメモリードの葬斎場など10施設で利用金額に応じてエレナのポイントがたまる。今後、県内全域での展開も見据える。
 地域貢献と両社の会員へのサービス向上が目的。対象となる葬斎場やホテル、温泉施設での利用金額200円につき、エレナポイントが1ポイントたまる。メモリードの互助会会員になれば、ポイントは2倍になる。ポイントは各地のスーパー、エレナで使える。
 メモリードの互助会会員は、佐世保市内に約5万2千人いる。約31万人が登録するエレナのポイントカード会員に働き掛け、互助会会員の掘り起こしにつなげる。佐世保で仕組みやノウハウを確立した上で、県内全域や両社の営業エリアが重なる佐賀県への拡大も想定している。
 佐世保市内のホテルであった調印式で、メモリードの吉田昌敬社長は「日常になくてはならないスーパーと、冠婚葬祭という非日常が提携し、いつでも安心感を与えられる。1人でも多くの人に喜んでもらえるサービスとしたい」と意義を強調。エレナの中村國昭会長は「初めての提携となるが、メリットは大きい。流通業界は厳しい状況だが、地元企業同士が手を携えて少しでもプラスになれば、と考えている」と語った。