マルタマ住吉店 54年の歴史に幕 8月末

2019/08/21 [11:00] 公開

8月末で閉店するマルタマ住吉店=長崎市若葉町

 長崎市若葉町のマルタマ住吉店は8月末で閉店し、54年の歴史に幕を下ろす。運営する佐世保玉屋(佐世保市)の田中丸弘子社長は跡地について「多様なニーズへの対応を考え、引き続きご愛顧いただける形を目指したい」としている。
 1965年3月に開店した。売り場面積は990平方メートル。食料品など生活用品を取り扱うスーパーとして、市北部の住民を中心に親しまれてきた。近年は近隣に全国チェーンのディスカウントストアなどが進出。売り上げは伸び悩んでいた。施設の老朽化もあって閉店を決めた。
 田中丸社長は取材に「従来型の店舗では、地元のお役に立てていないと判断した」と説明。新大工地区で進める再開発事業に触れ「変革期にあり、違う形で地域に貢献できれば、と考えている」と語った。